関広見まつりとは、岐阜県関市広見(東海環状自動車道関広見IC周辺)で行われる祭である。
概要
2020年より8月17日[1]に行われている。「関広見」は市名と地区名を組み合わせたもので、付近に東海環状自動車道の関広見インターチェンジ(下写真)がある。
当初は関広見ICのたもとの僅かなスペースで行われていたが、参加者の増加にあわせ2023年より近隣の広見公民センターが会場となった。
関牛乳など関市や関市広見地区の地元企業の協賛で開催されている。ライトアップや地元飲食店による屋台の出店、主催者であり発案者である関牛乳の吉田顧問と協同印刷の小川社長によるトークショーが行われている。また2024年には「聖地巡礼」と称して付近にある信号制御盤を崇め、キウイを奉納するという独特すぎるイベントも催されており、SNS上では「令和の奇祭」と呼ばれているとか…。
少し規模が大きい地域の夏祭りで、関市長が訪問したこともある。なぜか地域外からの参加者も多く、近隣自治体どころか北は北海道から南は九州まで全国各地から参加者が集まっている。なぜ8月17日に開催しているのかはよくわかっていない。また広見との語呂合わせからか163という数字にこだわっており、イベントは16時3分に始まったり、配布物が163人分用意されたりする。なお例の制御盤は偶然じゃなく本当に「関-163」と書かれている。
一説[2]によると関広見ICと同じ読み方のあるアイドルが関係しているとかいないとか。
調べてもよくわからない人へ
- なんで関広見ICに人が集まってくるの?
- 2009年に関広見インターチェンジが供用開始。本来は2つの地名を組み合わせただけだったのだが、アイドルマスターのキャラクター「関裕美」と読みが同じであることから、一部のファンの間で聖地として扱われるようになった。
- さらにこれをSNSで知った地元の関牛乳株式会社が「セキヒロミラーメン」などの商品を販売するようになり、ついにはせっかく集まってくるならということで祭りの開催に至った。ファンの行動がきっかけとなってはいるが、祭り自体は地元企業の協賛により始められている。
- 163は「ひろみ」の語呂合わせ。8月17日は彼女の誕生日。
- 地元の祭りなの? アイドルのイベントなの?
- 先に述べたように2020年代から始められたものの、少なくとも2024年時点は地元の祭りという形をとっており、宣伝や祭りの内容ではアイドルマスターに関して特に表立って触れられず、むしろ「関広見」という地名・地域がアピールされる。
- 「楽園」や「パエリア」などで仄めかされることはあるが、何も知らなければ「制御盤にキウイ」のくだりを除いて普通の祭りであるため、アイドルマスターや関裕美を知らない地元の方々も、子供たちから年配の方まで普通の夏祭りとして楽しんでいるようだ。
- なんで信号機の制御盤に「関-163」って書いてあるの?
- 「関-163
」は業務上の管理番号で、本来は関裕美とも特に関係はなく、宗教・民俗的な理由で書かれたわけでもないが、ファンからは聖地扱いされている。関市では2008年度に5つの信号機が設置されているようだ(→参考
)が、この交差点が「163」になったのは偶然か、はたまた遊び心による語呂合わせかは不明である。
- 番号は原則、信号機の設置順に付けられているようだ。例えば同じ国道418号上にある、歴史が古い国道同士の交差点である「小瀬6番町」交差点は「関-11
」となっている。
ちなみに関-163の1つ西にある2007年度に新設された「広見南」交差点の信号機は「関-160」。さらに西にある「広見」交差点は昔に設置されていたようで、「関-112
」となっている。
関-163と同じく2008年度に設置されたものでは、161は中濃特別支援学校の南、162
は「倉知赤尾」交差点の1つ北、1つ飛んで164
は「東田原南」交差点、165
は「東田原」交差点の信号機に設置されているが、どれも場所は関-163からは大きく異なる。
- なんで信号機の制御盤にキウイを奉納するの?
- 関裕美とキウイの関係についてはこのX(SNS)の検索結果
を見るとわかる…かもしれない?
- ただし、なぜ「制御盤に奉納」という儀式が発生したのかは謎で、参加者すらもよくわかっていないようだ(祭り開催側からの動き
のようだが、その誕生に至る経緯もよくわからない)。ちなみにキウイは同じ関市の洞戸地区で、休耕地を活用して栽培されている「ほらどキウイ」を使用している。
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脚注
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