げにかすりとは、迫稔雄による漫画である。
概要
『嘘喰い』や『バトゥーキ』で知られる迫稔雄が贈る、復讐と再起の【裏】ボクシング浪漫。
金のためにプロモーターにモルモットとして提供されボクサー人生を終わらせられた男が、今度は自分がプロモーターとなり、裏方として復讐に動く。
2025年2月6日発売のヤングジャンプ2025年10号より連載中。
あらすじ
階級違いのスパーリングで体にガタが来ていたプロボクサー針磨梁、は、OPBFタイトルマッチで完全に壊れ開頭手術を行い植物状態に陥ってしまう。
2年後、父親がすでに他界し、自分が所属ジムからも裏切られた体のいい金づるでしかなかったことを知った針磨は、それでもリングの上でそれでも死ねなかった未練から、ボクサーを喰い物にするプロモーターを自らの手で破滅させるため、これからは操る側に回ることを決意する。
しかし、かつての所属ジムは選手どころかリングすらない壊滅状態。
会長から客を呼べる人気選手が必要だがそんな奴は一朝一夕で出てこないと言われた矢先、テレビに映るオリンピックの表彰式で燃える日の丸を引き裂く溌剌とした男に目を奪われる。
主な登場人物
- 針磨梁
- 復讐のためプロモーターライセンス取得を目指す元プロボクサー。あだ名は「ハリー」。「針磨流」と称される予測不能な喧嘩ファイトが特徴だった。最後の試合では日本バンタム級3位にランクインしていた。溌剌としたときに鳥肌が立つ。
- 華火時貞
- 日本国民のヘイトを一身に集めるフェザー級の銀メダリスト。
- 四田
- ギャンブル狂いの禿げあがった四田ジム会長。
- 片鯉
- 体毛が濃ゆい関西弁のフリーライター 。針磨が壊れていることを見抜き、最後の試合直前に警告を行った。
- 万丈大
- 現代日本ボクシング界最高傑作と称されるフェザー級4団体統一王者 。異名は“ザ・ボクサー”。
- 万丈
- 万丈大の父親で万丈ジムの会長。様々な高級時計をコレクションしている。
- 鬼郁史
- 仙龍ジム会長にしてコミッションや協会を鶴の一言で動かす権力を持つ日本プロボクシング界のドン。愛国者でもあり国旗燃やし事件で華火に憎悪を燃やす。
関連リンク
関連項目
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