それは共に、現在へと続くゲーム機達の覇権をめぐる争いの始まりでもあった。
ゲーム機大戦。
ゲーム機大戦とは、MIDORIKAWAおよび、その後継作者の手描き動画各作品のことである。
なお第1作に限ってはタイトルがゲーム機戦争と表記されている。
概要
ゲーム機の歴史を戦争形式で紹介するという趣旨の動画で、テレビテニスから始まる日本ゲーム機(一部輸入)の栄枯盛衰を描く。ゲーム機自体の優劣を語るものではなく、どちらかと言えばゲーム機開発と営業戦略の歴史とみて取ることができる。
作りとしては時系列や過程に脚色があり、結果の大筋について大体あってる系の動画。だがこの動画を通して時代を振り返り、不足ならばゲーム機の紹介動画などを作ってみると良いだろう。ニコニコ動画は歴史を保存することのできる媒体である。
登場するゲーム機
『ゲーム機戦争』編
1972年に海外で初のゲーム機『オデッセイ』が開発された3年後、海を越えた地、日本にて初の国産ゲーム機『テレビテニス』が生み出された。それの登場は、現在までに至るゲーム機戦争への火種を生むこととなった…
テレビテニスの発売からファミリーコンピューターが発売された1983年に至るテレビゲーム黎明期を描いたシリーズ第1弾。
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
---|---|---|---|---|
1975年9月12日 | テレビテニス | エポック | ¥19,500 | 日本初のゲーム機。二人強制プレイのPONGクローン。 |
1977年7月1日 | カラーテレビゲーム15 | 任天堂 | ¥15,000 | 三菱電機との共同開発。14ステージのPONGテニスと射撃ゲームの全15種類のゲームが内蔵されている。 |
カラーテレビゲーム6 | ¥9,800 | 同時発売のCTG15の廉価版。電子回路はほとんど同じ物が入っており、後から手を加えて表面上利用できないようにしている。 | ||
1979年10月8日 | カセットTVゲーム | エポック | ¥57,300 | Atari2600の並行輸入版。1ch専用機と2ch専用機のバリエーションで販売された。 |
1981年7月30日 | カセットビジョン | エポック | ¥12,000 | カセット式。コントローラは本体と一体となって内蔵されている。 技術的要因によるコストの兼ね合いでCPUは1Chip化されたLSIとしてソフト側に搭載されており、そのため本体は電源とコントローラー、画面出力専用となっている。 |
1982年9月 | ぴゅう太 | トミー | ¥59,800 | 日本語BASIC(G-BASIC)を採用した16bitホビーパソコン。スプライト機能搭載。 |
1982年11月 | M5 | ソード/タカラ | ¥49,800 | CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載したホビーパソコン。 ナムコゲーの移植に恵まれており、ホビーユーザーの支持を得て初年度10万台、月産1万台と当時のパソコンとしては大ヒットした。 |
1983年3月25日 | アルカディア | バンダイ | ¥19,800 | Arcadia 2001の互換機。他にも30機以上存在する謎多きハード。 |
1983年7月 | コンピュータビジョン・光速船 | ¥54,800 | Vectrexの互換機。ベクタースキャン方式9インチモニタとの一体型ゲーム機である。 | |
1983年7月15日 | ファミリーコンピュータ | 任天堂 | ¥14,800 | CPUにRicoh 2A03を採用。MOS 6502ベースのCPUを採用し、ゲーム性能を重視したハード構成は競合と比べて一線を画し、その中で高い性能を誇った。 |
SG-1000 | セガ・エンタープライゼス | ¥15,000 | 後述するSC-3000をベースにしたゲーム専用機。SC-3000との互換性があり、キーボードなどを別途購入することでプログラミングも可能だった。 | |
SC-3000 | ¥29,800 | フォスター電機と共同開発して誕生したホビーパソコン。 CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載しており、別売ではあるがBASICカートリッジを購入すればプログラミングも可能であった。海外でも発売。 |
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1983年 | ぴゅう太Jr. | トミー | ¥19,800 | ぴゅう太の廉価版。BASICとキーボードを省いたゲーム専用機。テレビ画面に絵が描ける。 |
1983年7月19日 | カセットビジョンJr. | エポック | ¥5,000 | カセットビジョンの廉価版。ソフト交換型カセットゲームの中では最安値だった。 |
『第2次 ゲーム機大戦』編
1985年までのファミリーコンピュータ発売からの2年間を描いたシリーズ第二弾。ファミリーコンピュータがゲーム機としての地位を築いていく中、他メーカーは様々な機種を投入し、任天堂に挑んでいくこととなる。
『第3次 ゲーム機大戦』編
ファミコン発展期からゲームボーイ発売までの3年間を描いた第三弾。PCEやメガドライブなど、現在もバーチャルコンソールなどで楽しめるタイトルを輩出したゲーム機が登場。
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
---|---|---|---|---|
1986年2月21日 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム | 任天堂 | ¥15,000 | ファミリーコンピュータの周辺機器。クイックディスク規格で供給されており、市販のディスクが使えないように変更されている。ディスクライターで安価に書換が可能だったのが売りだった。 |
1986年7月1日 | ツインファミコン | シャープ | ¥32,000 | ファミリーコンピュータとディスクシステムが合体した互換機。RF出力の他にAV出力端子も備えている。 |
1987年10月30日 | PCエンジン | NECホームエレクトロニクス | ¥24,800 | MOS 6502ベースのHuC6280を搭載。8bit機ながら驚異的な高性能を実現。最大512色表示可能であり、最大32x64ドットのスプライトを64枚表示可能。 |
1988年10月29日 | メガドライブ | セガ・エンタープライゼス | ¥21,000 | 当時のアーケード基板の主流であった16bitMPU・MC68000を搭載。 キャッチコピーは「時代が求めた16ビット」。 |
1988年12月4日 | CD-ROM2 | NECホームエレクトロニクス | ¥57,300 | PCエンジン用CD-ROMドライブの周辺機器。 家庭用ゲーム機としては世界初となる光学ドライブとCD-ROM媒体のハードとなった。 |
1987年12月 | X1 twin | シャープテレビ事業部 | ¥99,800 | シャープのパソコン、X1シリーズの最終機種。 HEシステムとしてPCエンジンとの互換性を持った。 |
1989年4月21日 | ゲームボーイ | 任天堂 | ¥12,800 | カセット式モノクロ携帯ゲーム機。 ゲームボーイブランドは発売後17年半、ゲームボーイシリーズは12年間に渡って使用された。 |
『第4次 ゲーム機大戦』編
舞台は1990年代へ突入。スーパーファミコンやネオジオの台頭により、16bit化や回転縮小機能、さらにCD-ROMドライブなどの搭載が各ハードに盛り込まれるようになった。技術の進化によって訪れた、第4世代据え置きゲーム機による新たな時代が幕を開ける。
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
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1989年8月8日 | 天の声2 | ハドソン | ¥2,600 | PCエンジンの外付けバックアップシステムとしてハドソンが開発・販売。 天の声は同社の桃太郎伝説のパスワードにちなんでおり、2は容量の2KBから命名されている。 |
1989年11月30日 | PCエンジンスーパーグラフィックス | NECホームエレクトロニクス | ¥39,800 | GPUのHuC6270を二つ搭載し、表示能力が2倍になった。PCエンジンで発売された全てのゲームと専用ソフト5本、対応ソフトは1本がプレイ可能。専用の接続アダプタは必要なものの、CD-ROM2やSUPERCD-ROM2とは接続可能である。 |
1989年12月8日 | PCエンジンコアグラフィックス | ¥24,800 | 初代のマイナーチェンジモデル。カラーリングを暗灰色に変更し、RF端子をAV端子に変更。 | |
1989年12月22日 | PCエンジンシャトル | ¥18,800 | 拡張バスを廃止した廉価版。 拡張バスを廃止し、バックアップユニットも専用品のみの対応。宇宙船をイメージしたその特異的な大型形状は廉価版ながら初代PCエンジンの対角線以上のスペースをとる。 |
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1990年4月26日 | ネオジオ | エス・エヌ・ケイ | ¥58,000 | 業務用のMVSの家庭向け互換機。高価格ながらゲームセンターのゲームがそのまま遊べることを売りにしていた。 キャッチコピーは「凄いゲームを連れて帰ろう」。「100メガショック」のキャッチコピーは有名。 |
1990年11月21日 | スーパーファミコン | 任天堂 | ¥25,000 | ファミコンの6502の上位互換となる65C816互換のRicoh 5A22を採用。当初はファミコンの上位互換を持たせる設計になっていたが最終的に断念。 背景の多重スクロールに拡大縮小回転機能、32,768色中16色のカラーパレットと最大128個のスプライトを搭載。音源にはソニー製SPU、SPC700を搭載し8chのPCM音源が使用可能。 |
1990年12月5日 | SF1 | シャープ | ¥100,000(14型) ¥133,000(21型) |
スーパーファミコン一体型テレビ。内部でS端子接続されている。拡張端子は存在するがサテラビューは使用不可。 |
『第5次 ゲーム機大戦 前半パート』編
スーファミ発売からの4年間を描く。ハードの進化と共に3D技術も進歩。ゲームの表現の幅が増え、新ハードとともにまた新しい時代が到来する。
説明不要の超!エキサイティン!!なアイツもこの時代が初出。
1990 ゲームギア(セガ) ¥19800 カラー液晶携帯ゲーム機。燃費悪し。ヨウヘイ君は?白黒なの?つまらないねぇ
1990 PCエンジンGT(NEC) ¥44800 携帯型PCエンジン。通常のPCエンジン用ソフトを併用できる。燃費悪し
1991 PCエンジンLT(NEC) ¥99800 PCエンジンGTの上位機種。折りたたみ式でCD-RОM2にも直接接続可
1991 PCエンジンコアグラフィックスII(NEC) ¥19800 PCエンジンコアグラフィックスの廉価版。ラベル等の色が違う
1991 PCエンジンDuo(NEC) ¥59800 SUPER CD-ROM2との一体型。CD-RОM機器を内蔵、端子を削除
1991 テラドライブ(セガ) 1448000~248000 メガドラ+PC。テラまで飛級する凄い性能だが値段もテラ高い
1991 メガCD(セガ) ¥49800 メガドラ+CD(CD-RОM)。通常のメガドラと合体させて使用する。超重量up!
1991 SUPER CD-ROM2(NEC) ¥47800 PCエンジン用周辺機器。取り付けるとCD-ROM用ソフトが使用可に
1991 バーコードバトラー(エポック) ¥6800 バーコード読み取り式電子ゲーム機。読み取った時の数値で競う
1993 ぴゅう太くん(TOMY) ¥9980 メダルゲーム式の知育玩具。同じ内容の商業用メダルゲームも存在する
1994 アメリカンバトルドーム(ツクダオリジナル) ¥3980 超!エキサイティン!!相手のゴールにシュウウウ!
1993 メガドライブ2(セガ) 122800 廉価版。AV端子の形状が変更→ステレオ出力に。本体も小型化されている
1993 メガCD2(セガ) 299800 メガドライブ2と同時発売。初代メガドラ+メガCD2と言う組み合わせでも使用可能
1993 PCエンジンDuo-R(NEC) ¥39800 本体カラー変更、ヘッドフォン、バッテリー端子等を省いた廉価版
1994 3DO REAL(松下電器) ¥54800 シリーズ初32bit機。3Dポリゴンに特化。だがソフトが洋ゲーに偏る
『第5次 ゲーム機大戦 後半戦』編
1994年になるとセガのセガサターン、SCEのプレイステーション、任天堂のスーパーファミコンの三つ巴時代が幕を開けた。激動の第五世代ゲーム機による世代交代と覇権争いが幕を開ける。
1994 プレイディア(バンダイ) ¥24800 長い長い眠りから覚めた8bit機。今時8bit機。動画再生に優れている
1994 NEOGEO CD(SNK) ¥49800 ソフト低価格化NEOGEO(3万円→7000円)。ジョイスティックはパッドに変更
1992 ワンダーメガ(日本ビクター) ¥82800 メガドラ+メガCD。無駄に高く全く売れなかった。コレクターズアイテム化
1994 3DO REAL II(松下電器) ¥44800 廉価版3DO REAL。廉価版にしては高い。PCメーカーあるある
1994 PCエンジンDuo-RX(NEC) 299800 廉価版PCエンジンDuo-R。ついに3万円を切りバブル卒業成功
1994 3DO TRY(三洋電機) ¥54800 三洋製3DO REAL。性能は大体同じ。強いて言うならボディが少し違う
1994 セガサターン(セガ) ¥44800 32bit(×2)機。セガハード最高傑作の呼び声も高い。2D描写に強く、変形スプライトを用いたポリゴンも可能。
1994 スーパー32X(セガ)※周辺機器 166800 メガドライブを32bit化する周辺機器。メガCDと御一緒にどうぞ。
1994 3DO ALIVE(金星電子) $349.99 多分韓国製3DO。知名度が低い為現在はコレクターズアイテム化
1994 スーパーゲームボーイ(任天堂)※周辺機器 ¥6800 ゲームボーイ互換機。一部のソフトはカラーで遊べる。
1994 プレイステーション(SCE) ¥39800 世界で1億台以上売りさばいた伝説の32bit機。もはや説明不要。スーパーファミコンCD-ROMプレイヤー計画から独立し、その後単体のゲーム機として完成させた。このゲーム機のブランドは今現在でも積極的に使用されている。
『第6次 ゲーム機大戦』編
この動画まではMIDORIKAWA制作。彼は第6次ゲーム機大戦で動画版制作を引退した。(静画版は第8次まで続いた)
三つ巴時代真っ只中。任天堂の時代を先取りした2機種が生み出される。
1995 サテラビュー(任天堂)※周辺機器 188000 衛星放送を使ってゲームを受信出来るSFCの周辺機器。
1995 PC-FX(NEC-HE) ¥49800 NECが最後に出したゲーム機。動画再生に特化しているが後期はギャルゲー収容所に。3Dブーム全盛期に3D機能に対応していないという点が致命傷となった。
1995 バーチャルボーイ(任天堂) 155000 任天堂の赤歴史、3D立体視という15年先取りした機能を搭載。
1995 ルーピー(CASIO) 255000 ゲームだけでなく、シールを作ることも出来るが、知名度が低くSEGA、任天堂、SCEの戦いからは蚊帳の外に。
1996 ピピンアットマーク(BANDAI) ¥49800 アップルと共同開発したインターネット対応のゲーム機。
1999 ドラえもんバトルドーム(ツクダオリジナル) ¥4980 ドラえもん、バトルドームも出たぁ!
『第7次 ゲーム機大戦』編
この動画から後継者候補が制作している。特に人気なのが、kokeと343rt4grの動画である。(kokeはオリジナル路線、343rt4grは静画版を再現した路線となっている。)また、それと同時に釣り動画が多く投稿されるようになった。
任天堂は後発として64bit機・Nintendo64を発売。第五世代ゲーム機戦争が本格的になる。3Dによる立体的な操作と表現という分野が成長し、ゲーム機は新たな時代へと進む。また再先発でセガは第六世代ゲーム機・ドリームキャストを投入。PS2発売より先に発売することで逃げ切り体勢でのシェア確保に挑む。
携帯ゲーム機ではポケモンやたまごっちブームが到来、携帯ゲーム機の存在が大きくなり始めたのもこの時期である。
1996 Nintendo64(任天堂) 255000 64bit機。ソフトはカートリッジ方式。Zバッファを使用できたりとトップクラスの性能を誇るが開発が難しいこともありソフト不足に苦戦する事となる。
1996 KID'S GEAR(セガ) 144800 ゲームギアの廉価版。バーチャファイターminiが同梱。
1997 ゲームボーイポケット(任天堂) ¥6400 大幅なスリム化を行い値段が半額、電池も単3の4本から単4の2本に。
1996 たまごっち(BANDAI) ¥1980 社会現象まで引き起こしたペット育成型ゲーム。カートリッジ交換式ではない。ブーム終焉とともに一度消滅するも復活。ネット機能強化を携え現在に至る、現バンナム代表の長寿機種。
1998 ゲームボーイライト(任天堂) ¥6800 ゲームボーイシリーズで唯一バックライトが搭載されているが、基本はポケットの上位機種。電池がポケットの単4から単3に戻ったため、電池持ちも良くなっている。
1998 ゲームボーイカラー(任天堂) ¥6800 TFTカラー液晶を搭載したゲームボーイ。従来との互換性もあり、本体のカラーも豊富。
1998 ネオジオポケット(SNK) ¥7800 モノクロ液晶。名前の通り格闘ゲームが充実するもカラーの時代になっていた事やソフトのバランスが悪く撃沈。
1999 ワンダースワン(BANDAI) ¥4800 モノクロ液晶。任天堂を退社した横井軍平が最期に関わったハード。省エネ性能に優れ、単3電池1本で30時間の長時間稼動を実現したが、カラー化の波には勝てず。
1999 ネオジオポケットカラー(SNK) ¥8900 ネオジオポケットの液晶をTFTカラー液晶にしたもの。性能や画質面では携帯ゲーム機としては当時最高性能を誇った。
1999 ドリームキャスト(セガ) 299900 セガの社運をかけた次世代機。通信モデムを搭載するなど高い性能を誇ったが部品のトラブルで生産が追いつかずスタートダッシュに失敗する。結果的にセガ最後のハードとなった。
『第8次 ゲーム機大戦』編
この動画で343rt4grは本編から撤退(後に動画も非公開)、海外版ゲーム機戦争へ活動の場を移した。
2000年になり各メーカーが次世代機へ突入。セガがゲーム機市場から撤退したことにより、任天堂とSCEの戦いへ。
一方、海の向こうからはマイクロソフトがその足音を響かせていた。
第六世代ゲーム機となり、3Dグラフィックの表現力増加に加え、インターネット通信やサラウンドなど現代ゲーム機の礎となる技術も登場。
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
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2000年3月4日 | PlayStation 2 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥39,800 | プレイステーションの後継機。ソフトウェア規格にDVDを採用し、CDより多くの容量を必要とするゲームソフトにも対応した。DVD再生機能を搭載しDVDプレイヤー需要としても圧倒的な支持を得た。 |
2000年7月7日 | PS one | ¥15,000 | 「モバイルネットワーク時代に向けたハード」として売り出された初代PlayStationの小型軽量モデル。 | |
2000年12月9日 | ワンダースワンカラー | バンダイ | ¥6,800 | 反射型FSTN液晶を搭載したワンダースワンのカラー液晶モデル。 |
2001年3月21日 | ゲームボーイアドバンス | 任天堂 | ¥9,800 | ゲームボーイシリーズの後継機。32bitCPUと反射型TFTカラー液晶を採用し、32768色同時発色が可能となっている。 |
2001年9月14日 | ニンテンドーゲームキューブ | ¥25,000 | ソフト開発の容易さ、安定動作可能なスペック、ソフトウェア媒体の容量不足の解消を念頭に開発された。 任天堂初の光ディスク機であり、8cmDVDをベースにした独自規格ディスクを採用している。 |
|
2002年7月12日 | スワンクリスタル | バンダイ | ¥7,800 | ワンダースワンカラーの液晶をTFT液晶化した上位機種。ワンダースワンの弱点であったSTN液晶による残像感をなくしている。 |
2002年2月22日 | Xbox | マイクロソフト | ¥34,800 | CPUにPentium IIIベースのMobile Celeron、GPUにGeForce3ベースのXGPUを搭載したマイクロソフト初のゲーム機。 |
PSX | ソニー | ¥99,800 (250GB HDD) ¥79,800 (160GB HDD) |
PlayStation2を内蔵したハードディスク搭載DVDレコーダー。 ソニー関連製品で広く採用された「クロスメディアバー」HUDを最初に導入した製品。 |
『第9次 ゲーム機大戦』編
携帯獣空中決戦編と物売るっていうレベルじゃねぇぞ編の全2編。
これ以降は初代ゲーム機大戦を作っていたMIDORIKAWA氏のプロットや画像素材が無くなったため、完全なkoke氏による独自路線となる。
任天堂のDSとソニーのPSP。次世代機となる2機の登場で長きにわたってゲームボーイシリーズ一強だった携帯機市場は任天堂vsソニーといった一騎打ち状態へと変貌する。据え置き機は第七世代へと世代が移り代わり、HD画質による鮮明なグラフィックを目指したPS3とXbox 360。任天堂はゲーム人口の拡大を目指して今までとは異なるアプローチのWiiを発売した。
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
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2004年12月2日 | ニンテンドーDS | 任天堂 | ¥15,000 | 液晶画面を上下に2つ搭載し、下側にタッチスクリーンを採用。ニンテンドーWi-Fiコネクションによってオンライン通信が可能になった。 「ゲーム人口の拡大」を目指し教育や教材への活用など既存のゲームの枠にとらわれないソフトラインナップを有していた。 |
2004年12月12日 | PlayStation Portable | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥19,800 | ソニー初の携帯機。独自規格「UMD」によってソフト、動画を提供する。当時の携帯機にしては卓越した処理性能と画質が特徴。 |
2005年12月10日 | Xbox 360 | Microsoft | ¥39,795 | Xboxの後継機。HD画質に本格的に対応した初のゲーム機であり、Xbox Liveといったオンラインサービスが充実している。 |
2006年3月2日 | ニンテンドーDS Lite | 任天堂 | ¥16,800 | DSの小型軽量モデル。液晶が変更されたことによってより明るくなっただけでなく、デザインが一新され角が取れた四角形の形を軸としたデザインへと変更された。 |
2006年11月11日 | PlayStation 3 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥49,980 | PS2の後継機。Blu-rayディスクを採用し、無料のオンラインサービスに、過去の機種との互換性を有する。 CPUにCell/B.E.を使用し、PS3を核とした複数の機器による家庭内ネットワークでのCellコンピューティング構想のパイオニアとして登場。 PS2との互換を有していたが、後の改良版ではコスト削減の影響で削除されている。 |
2006年12月2日 | Wii | 任天堂 | ¥25,000 | 任天堂が提唱する「ゲーム人口の拡大」を目指した据え置きハード。特徴的なリモコン型コントローラーをはじめとした体感型コントローラーを採用し、既存ユーザーだけではなく新規ユーザーやライトユーザーの取り込みを行った。 高パフォーマンス高性能を追求した他ハードに対して高パフォーマンス高効率路線の本機は省スペース、省電力、低発熱を実現した。 |
2008年7月11日 | iPhone3G | Apple | ¥69,120 (8GB) ¥80,640 (16GB) |
日本ににおいて初のiPhone。日本でもフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行の波が発生し、その流れが広がるとともに同時にスマートフォンにおけるゲーム市場も広がりを見せるようになる。 |
2008年11月1日 | ニンテンドーDSi | 任天堂 | ¥18,900 | カメラやSDカードスロットが搭載され、ソフトウェアが一新された。インターネット通信によって一部のソフトやファームウェアのアップデートを行ったり、ニンテンドーDSiショップでゲームのダウンロードを行うことが可能となった。 |
2009年11月21日 | ニンテンドーDSi LL | ¥20,000 | 「LLサイズのニンテンドーDSi」として、画面サイズをDS、DS Liteの約2倍となる4.2インチに拡大した大画面モデル。高視野角の液晶パネルが採用されており、斜めからみても綺麗に映るようになった。 |
『第10次 ゲーム機大戦』編
この頃からサードパーティはマルチプラットフォームソフトの発売を増加させたことにより第七世代ゲーム機の状況は一変。シェアトップであるはずのWiiのハードウェア的特殊性からマルチプラットフォーム非対応となることが多く、ファーストパーティである任天堂も次世代機の開発や新型携帯機の立ち上げにリソースを割いた結果晩年になるとWii専用タイトルの数も大きく減少。さらに2011年の地上デジタル放送の完全移行を控え、HD対応テレビの普及率が著しく上昇。Xbox 360やPS3のラインナップが充実していく中、Wiiにとってこれらの出来事は大きな痛手となってしまうこととなる。
2010年代初頭から徐々に世代交代が始まり携帯機はNintendo3DSとPlayStation Vita、据え置き機はWiiU、PS4、Xbox Oneと各社のハードが出揃う中、スマートフォンゲーム市場の拡大によって戦場は拡大。各市場との共存も課題となるなか、ゲーム機市場は1つの転換点を迎えようとしていた......
発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
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2011年2月26日 | ニンテンドー3DS | 任天堂 | ¥25,000 | ニンテンドーDSファミリーの後継機。 裸眼立体視による3D機能のほか、ジャイロセンサー・モーションセンサーを搭載。 DSとの後方互換がある。 |
2011年12月17日 | PlayStation Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥29,980 | PSPの後継機で、タッチパネル・ジャイロセンサー・カメラを搭載。 初期型は有機ELディスプレイを採用し、モバイルデータ通信である3G対応モデルもラインナップされている。 |
2012年12月8日 | Wii U | 任天堂 | ¥26,250 | 任天堂初のHD対応機。Wiiとの後方互換を持ち、コントローラーとサブ画面が一体となったゲームパッドが特徴。 |
2014年2月22日 | PlayStation 4 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥39,980 | PS3の後継機。過去ハードとの直接互換性はない。 有料オンラインサービス「PlayStation Plus」に対応し、別売りのPlayStation VRを使用することで対応ソフトでVRをプレイすることができる。 |
2014年9月4日 | Xbox One | Microsoft | ¥49,980 | Xbox360の後継機。北米を含む13か国では2013年11月22日に発売された。PCに近いアーキテクチャにWindowsと初代より一貫した構成であるため、初代XboxとXbox360との高い互換性が担保されている。 |
『第11次 ゲーム機大戦』編
WiiU、PS4、XboxOneの据え置き機の三つ巴だけでなく、確実に存在感を強めている携帯機戦争、更には新たな市場、モバイルゲームに至るまで、ゲーム機市場における戦争は新たな局面を迎えることとなる。
派生動画
視点の取り方による負け組、勝ち組の考え方の変化について考察している。
世界版
343rt4grの製作による世界版ゲーム機大戦。
ただし世界版と銘打ってはいるものの、実質的には世界最大のゲーム市場であるアメリカを舞台としている。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 57
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