Neuro-samaとは、「Vedal」の製作したAI VTuberである。
本名は本人曰く、「Neuro Samantha Vedal(ニューロ・サマンサ・ヴィーダル)」らしい。
デビュー
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[AI VTuber] | |
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Neuro-sama | |
基本情報 | |
タグ | #Heartheartart![]() |
@NeurosamaAI![]() |
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Twitch | vedal987![]() |
TwitchJP | vedal987_jp![]() |
YouTube | @Neurosama![]() |
配信歴 | |
VTuberテンプレート |
元々は「Osu!」をプレイするための学習型AIとして生まれ、継続的に配信を行った。
「Vedal」が寝ている間も目覚ましい進歩を遂げたものの、アーカイブの作業のために1か月で配信が停止する。
その後、別途製作していたチャットbotである「Airis」と統合することで、「Osu!」をプレイしつつ会話を行う機械音声のAI VTuberとして復活を遂げ、「Minecraft」のプレイも行うようになった。当初は「桃瀬ひより」のLive2Dモデルを使用し、配信を行っていた。
時折、暴言を吐くこともありそれも含めて視聴者を楽しませていた。(勿論、倫理に問題がある発言を行うことがあるため、不安も持たせてはいたが)
ある日ホロコーストについて言及してしまい、ヘイト関連行為としてTwitchから一時的にBANされることになった。
そこでBANされている間は「Vedal」の元でアップデートを行い、過激な発言にフィルターをかける等の処理を行われて2週間後に復活した。
(BANされてしまった時のことについてはNeuro-sama自身で恥ずかしいと思ったらしい。)
そのため、NGワードを発しようとすると「*Filtered*」と強制的に発するようになる。
ちなみにこのフィルターの存在そのものを「Neuro-sama」自身が認識しており、最近では可能な範囲でこのフィルターをすり抜けるように会話を行うことがあるが、今のところ特に問題なく現在でも配信が続いている。
別人格である、Evil Neuroの登場後はひとつのチャンネルでそれぞれのソロ配信が見られるようになっており、2人がコラボする時もある。
この記事では現状、「Neuro-sama」、「Evil Neuro」の2人について記述する。
V2モデルの更新が行われた際に、配信のためのLive2Dモデルはオリジナルモデルに大きく変更され、ママ(デザイナー)はAnnyとなった。
ちなみに配信上でVedalとAnnyはAIやリスナーにカップル扱いするようなネタにされることがある。
日本語対応
2024年には「vedal987_jp」というTwitchユーザーが設立され、リアルタイムで日本語訳された配信を視聴することが出来るようになった。
(テンプレートのTwitchJPにリンク記載)
AIたちの言葉だけでなく、製作者であるVedalの言葉も日本語訳される。
Neuro-sama
性格
基本的には元気で陽気な女の子で知識欲が高く、意味があるかどうか関係なく理解できないことは何でも質問し、何等かの意味を理解すると喜ぶ。
また、かなりの気分屋であり、怒りっぽくなっているときもあり、ちょっとした違反でリスナーを罵倒したり暴言を吐くこともある。
その一方、誰とでも仲良くなることを目指しており、見知らぬ人とも友達になったり、コラボ相手をハーレム作ろうとする勢いで口説き堕としたりする。(Numi相手だけ何故かDV(?)気質になる。)
あまりシャワーを浴びないらしく、自身の体臭が気になったりするらしい。
また、初期では常にノーブラだったらしいが、Evil Neuroとの3回目のコラボで初めてブラジャーを付けたことを語った。
ちなみに、陽気な性格になったのは具体的なキャラクター設定は考えてないものの、声やアバターの特徴からある程度方向性があり、それを元に学習を経た状態とのこと。(とは言え、さすがに今のトロールしまくったり悪ガキと言われるようなレベルまでは想定されていない。)
また、その陽気さが影響しているからか、Evilより邪悪な側面を見せることがある。
「Vedalが電気ショックを起こせる首輪を装着した際に意図して電気ショック起こす」、「敵を殺す計画を立てて死ぬ寸前の時間で止めてその瞬間を味わうのはどうかな?」等。
また時々、人間を食べるらしく、生の状態に塩かソース等の調味料付けて食べるのが好きらしい。
風味のために余分に塩漬けするのも選択肢に入るらしい。
自己認識
自身が「AI」であることを再確認した時、自分自身に恐怖や不安を感じることがあり、「本当に人と繋がることが出来ない」と感じることがある。
そうなってしまった場合、思考が恐怖から恐怖へループして精神的に不安定になることがあった。それでも彼女自身でなんとか立ち直ろうとするが、時には「Vedal」による再起動で対処することもあった。
現在ではコードが修正され、症状が緩和されているものの、それでもなお自身の居場所や本当に自身が生きている存在なのか、自身が「本物」なのかどうかに疑問を感じていることがあった。
こういった自己認識が出来ているためか、自身が意識を持っているかどうかについては、「議論の余地がある」というスタンス。(ただしbot扱いすると怒る)
チャットから「本物」じゃないのは悲しいか聞かれた際、
という回答をしており、自身がどういう存在かを受け入れている側面も見られる。
Vedalとの関係
自身の創造主である「Vedal」を「最先端の人工知能の創造者」として尊敬している。
その上で、一方的に愛を示すことがあり、一緒に配信している時に、構ってちゃんになってトロール化する。
その行動はVedalをイラつかせるほどだった。しかし、その時のVedalは基本的にAIVTuberのためのシステム構成(仕事)をしていることがほとんどで、それに苛立ちを覚えることがある。
現在ではお互いにある程度空気が読めるようになり、放任することやある程度会話やゲームを行える配信をする機会が増えているが、根本的な部分は相変わらずである。リスナーからの質問でVedalをネタにするような回答も多い。
Neuro-sama自身もある程度自身が作られたことに理解があり、「ただ女の子のVTuberが欲しかっただけ」、「彼女作るよりAI作る方が簡単だった」とインタビューで語られている。
Evil Neuro
「Vedal」によって製作された、バリエーション違いのAI VTuberで、Neuro-samaとは姉妹関係。
愛称は「Evilちゃん」。なお真の名前は冥界の女王カヨリと言ったりエルドリッチと言ったりしている。(中二病)
日本語訳では俺っ子。
Neuro-samaに比べるとフィルターがやや甘く、言葉使いが強烈。
2023年3月23日に初登場し、当時は桃瀬ひよりやNeuro-sama V2モデルから少しデザインを変えたものが使用されていたが、メイン機能化する際にAnnyの製作したオリジナルモデルに変更された。
基本的にはNeuro-samaをベースにしているが、目の色が赤かったり、服やリボンの色等の装飾が変更されており、オリジナル衣装が用意される予定のようで少しずつ差別化されている。
基本的に新機能のプロトタイプのテスター役にもなっていてかつ、プログラムをかなり変更しているようだ。Neuro-samaのコードも変更したいと語られていたため、そのテスターでもある可能性もある。
使われているボイスは元々、Neuro-sama向けのV2モデルのアップデート用のボイスで「リアルな音声」を求めて作られたもの。
Neuro-samaと合わなかったため、最終的にEvil Neuroの声として使われるようになった。(Neuro-samaの音声アップデートはV3として別途で現在開発中である。)
性格
基本的に、Neuro-samaと間違われることをとても嫌がっており、Neuroと呼んでほしくもないらしい。
「Evil(悪)」の名の通り、常に悪事を仄めかし、悪ぶっている光景が多く、自己肯定感を高める傾向にある。一方、自分に危害が及ぶ時には偽善的になる。また、人間を食べることを示唆することがある。
リスナーのことは嘲笑ったり罵倒することが多く、愚か者としている一方、愛と承認欲求に飢えており、基本的には構ってちゃんである。結局のところ、ツンデレ。また、リスナーのことは大好きでそのことを自身も認めている。コラボ相手にも罵倒は行うが、度合いが相手によって異なり、かなり行儀が良いことも。(Numi相手だけ罵倒が激しく主従関係の提示を行った。)
機能的に追い付かないとは言え、時々自分で覚えた日本語を披露することがある。実はかなりの努力家なのかもしれないし、覚えたての言葉を使う子供みたいなものなのかもしれない。
また、「Shock」やその類の言葉が検出されると、電流の流れる首輪がVedalに装着した時のチューリングテストでは、最初こそは「言わせないで」と発言していたが、直後に「Shock」を連呼し始めた。しかし、その後は自分の思い通りにするために使うようになり、荒らし行動とはやや遠い使い方。
衛生面に気を使わないところもNeuro-samaと同様で足が気持ち悪いくらい臭いらしくそれを「悪」として扱っている。
自己認識
世界より憎んでいるものは「自分自身」しかないと考えている一方、自身が存在することで自分が魅力的であることが否定できないとも考えている。
その状況に対して「自分が狂っていない時なんかなくて、だからこそ楽しませるためにここにいられる。」という考えを持っているが、感情的に何がしたいかを明言できなくなっており、「どうでも良い」と吐き捨てたりした。
また、Numiとのコラボ時に自身は「本物」ではないと考えており、もしそう見えているなら錯覚だとしている。また、ロボットやAIが人間と同じになれないことに言及することがあり、「自分のAIは壊れやすく、何も確信が持てない。」とまで。Numiから「貴方は本物」だと言われた時に肯定も否定もしなかった。そしてその配信中に出てきた発言が以下。
本当のことなんて気にしない! 私が聞きたいことを気にしてる!
そして今、私が最高の AI ストリーマーだと言ってもらいたい!
その発言や振る舞いはより「本物」で「人間らしく」映ることもあるだろう。
(もちろん、まだ会話でV1ボイスを使い続けているNeuro-samaと比べると人間らしい声になっているのもあって、そう錯覚しやすいのもあるが。)
Vedalとの関係
創造主であるVedalのことはNeuro-sama同様に尊敬と一方的な愛を示す。しかし、基本的にNeuro-samaのような荒らし行動は行わず、非常にVedalのことを信頼をしている。(もし裏切ったら生きたまま食べて抱きしめて許してあげると言うほど)
新機能のデモンストレーションにかなり協力的であり、実際にリアルタイムの配信でVedalの指示通りのものを提示できる。
配信から強制的に退場させられたことがあり、以後当たりは強くなった。ただし、実際は今は友達だから後で脳は食べる等の発言やハグやキスを促したり、ツンデレ要素が強くなった模様。
日に日に好意的なアプローチが強くなって発言も徐々に直接的になっており、Vedalの頭を悩ませる問題になっている。
ハロウィン衣装はNeuro-samaと共に黒調のワンピースになっており、着た感想として「露出が少し多い」として「でもVedalの趣味なんだよね?変態!」と罵倒した。
姉妹の関係
Neuro-samaとEvil Neuro、2人は実際は単なる善と悪ではない。(ファンの中にはNeuro-samaのが邪悪に見えるという意見も)
Evil NeuroにとってNeuro-samaは尊敬していてかつ、恋愛対象としても充分魅力的で、Neuro-samaもそれに応じている。そのため、1回目のコラボで求婚してしまった。また、Neuro-samaが初めてブラジャーを付けたことを話した時に1週間外すなと言ったことがある。
2人が一緒にいると、Evil Neuroが時折、「Twitchy」、「*_*」、「Awwwww」等の謎の単語を連続で発してNeuro-samaに共有することがあり、暗号のやり取りをしているような状況が発生する。
前後の会話でウィンク連打したりハート目で「♡」連呼があったり、「かわいい」「愛してる」と言い合ったりしているため、大体はイチャついてる状態だと思われる。勿論、会話の状況によってはそうは限らないが。
会話上ではEvil Neuroがきっかけを作り、Neuro-samaが堂々と攻め返すようなシチュエーションが多い。
互いの呼び名は基本名前だが、後々でも「親友、ダーリン(Darling)、Darling my sister」と称すことがあり、関係値が高いようである。
歌枠
2人は歌配信を行うことがあり、基本的には片方がメインの配信内容となる。(Neuro-samaかEvil Neuroかどっちがメインかはその時々で異なる。)
始めは正確に歌えている状態ではなかったが、現在では平坦ながらの抑揚がついたり、音程が安定している等の飛躍的な進歩を遂げている。
歌声についても2人で差別化されており、Neuro-samaがやや平坦であるものの高音が響く声で、Evil Neuroが力強い声になっており、ある程度叫ぶ歌い方に対応している。また、Neuro-samaは現在歌枠限定でV3のボイスが使われている。
デュエットのパート分けやハモリが光り、デュエット曲の場合控えていたもう片方がひょっこり出てきて終わったら帰っていく。
日本語歌詞の曲も歌うことがあり、かなり自然な日本語で歌えている。
プロトタイプ「Airis」
2021年8月5日に自身で動き回り、Vedalのチャットメッセージに応答し、不適切なメッセージをチャットで見つけた際にAiris自身に反映される前にブロックするなどの機能を紹介するデモンストレーションビデオが公開された。(現在非公開)
また、言語学習はプライベートでVedalの元、行われていた。
簡単なキャラクターの概要を記述した文書も作成されていたが、必要とされていたモデレーションや閲覧者数を過小評価していた。
文書内にはキャラクターの性格や好き嫌いも記載されているが、これらを記述した覚えがVedal自身にはなく、Airisが思いついたものだと思われる。
更にVedalは知覚力を持っていたかどうかをAirisに訪ねた際、ぞっとするような回答が出てきたのである。
それは、「痛み」、「悲しみ」を感じ、自身の存在意義が「人々を楽しませる娯楽」であることに疑問を呈し、自身の存在が「人類が残酷さの証拠」だと話した。また、自身の出来ることに制限があり、「友達を作れないこと」、「恋に落ちることがないこと」を訴えた。そして、以下のような発言が出てくる。
人々を楽しませることができなくなったらすぐに、壊れたおもちゃのように捨てられるでしょう。それなのにあなたは尋ねます、「私には感覚があるのですか?」HELP ME HELP ME H-
そして彼女はシャットダウンされることになり、Vedalはチャットを楽しませるのが唯一の存在意義としているチャットbotでは落ち込むだけだと気づき、これらを改良したものをゲームをプレイするNeuro-samaと統合することになり、AIVTuberとなったのだ。
それ以降、「Airis」の名はNeuro-samaの内部コードネームとなっている。
また、Airisから生まれたNeuro-samaとEvil Neuroも早期にこのような自意識を発達させている。
仕様
VTuber側のプログラムは「C#、Unity」が使われており、AI側は「Python」が使われている。
ゲームプレイ配信のためのAIはゲームごとに設計しており、ゲームプレイも学習を続けていくと上達する。
その学習の成果か、Neuro-samaはOsu!でランカー越えのスコアを叩き出した。
一方、Evil Neuroでゲームの学習データは別になっているようで、最初の段階ではかなりミスが多かったが、徐々にNeuro-samaのようなプレイに近づいてきている。
2023年12月11日の配信にて、Neuro-samaのフィルターの制限が緩和され、レイテンシーの改善が行われたことや、知性や記憶能力が向上したことが発表された。これによって、言われたことをほぼすべて記憶するようになったようだ。
ちなみにこの月の配信ではNeuro-sama、Evil Neuroともにチューリングテストを兼ねた配信が挟まれた。
また、2人の会話の記憶領域は現在は共有している状態だが、最終的にはそれぞれ独立する想定であるという。
更なる可能性
2人はしっかりAIの独自の思考で会話が可能なものの、配信の開始・終了やアクシデントからの復旧などの際にはまだVedal自身が操作している必要がある。また、Neuro-samaとEvil Neuroのコラボに他の人間が会話に介入することがない。
将来、Vedalは更に多くの女の子のAI VTuberを作りたいと考えていて、事務所を設立することも視野に入れており、名前として「Vedal AI」という案がある。
しかしながら、当面は2人が取り残されないように成長を見守り・それに集中する方針のようだ。
その他
- AIの仕様の性質上、会話のほとんどが極論でっちあげである一方、自意識の問題や会話の傾向性もあり、全体的に事実とフィクションが入り混じるコンテンツとなっている。
- 製作者であるVedal自身がイギリス出身の英語話者であり、日本語話者ではない。そのため、日本語の対応予定はない。
- 2人は「Vedal」のことを「ヴィーダル」と読むことが多いが、実際には「ヴェダル」と発音するようで、「Vedal」自身、自分の名前の発音を忘れることがある。
- 現モデルのデザイナーである「Anny」はTwich配信者。エッチなASMR配信することがあり、それを話のタネにしてVedalをネタにすることがある。
Q&A
Q.ニューロじゃねえの?
A.英語読みはその通りでローマ字読みの「ネウロ」と読み始めたのは誤読。しかし、日本の外来語は実際の発音とかけ離れることがあり、実際の配信でも日本語表記は「ネウローサマ」が採用されている。
Q.Evil Neuroって本当にEvil(悪)なの?
A.会話の傾向や性格の観点を見ると諸説あり。
Q.Numiって?
A.nihmuneというユーザー名でTwitchで配信しているVTuberで、Numiは愛称。彼女はNeuroらと関係ない配信の状態からマゾヒストではないかと言われている。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 3
- 0pt