SUPER EUROBEASTとは、「真夏の夜の淫夢」界隈とEUROBEAT(ユーロビート)に関連した用語である。
本記事では「特定の何かを指さない広い意味の用語」として「概要」で説明し、続いて特定の楽曲群についても触れる。
概要
「エイベックス」によるEUROBEATコンピレーション・アルバムシリーズのタイトル『SUPER EUROBEAT』の「BEAT」を「BEAST」(野獣)にもじった言葉。「真夏の夜の淫夢」界隈で有名な男優「野獣先輩」を念頭においたものかと思われる。
「真夏の夜の淫夢」界隈に少しでも関係があるとみなされたユーロビート関連の動画では少なくとも2022年頃から「タグ」として付けられていたようだ。例えば以下の2つの動画は、投稿された2022年当時から「SUPER_EUROBEAST」タグが付けられていたことがインターネットアーカイブで確認できる。
ただしこの2つの動画はいずれも、淫夢とは本来ならば関係のない楽曲のユーロビートアレンジ動画であることに注意。
SUPER EUROBEAST presents COAT CORPORATION
『SUPER EUROBEAST presents COAT CORPORATION』とは、動画投稿者「テール氏」が2024年10月24日にニコニコ動画に、そして2024年10月31日にYouTubeに投稿した動画である。
そのタイトル通り、企業「COAT CORPORATION」が発売した同性愛男性向けアダルトビデオ作品やそこに登場する男優らを題材とし、「真夏の夜の淫夢」界隈のネタをふんだんに取り入れたユーロビート楽曲複数のノンストップミックス動画であった。楽曲数は合計12曲。BPMは全楽曲で160で統一されている。
この動画のニコニコ動画での「タグ」では「suno_ai」「sunoai」がロックされている。この「suno_ai」「sunoai」はAIによる楽曲生成サービス「Suno」を指していると思われる。つまりこの楽曲は「Suno」を用いたAI楽曲生成の支援を受けて制作されたものであるようだ。
さらに「テール氏」が2024年11月22日に投稿した以下の動画において、本楽曲のフルバージョンも披露された(先行した上記の動画では、一曲一曲の長さが切り詰められていた)。BPMも160統一ではなくそれぞれの楽曲の本来のBPMに戻されている。
以下の解説動画においては、全12曲に関する軽い解説がなされている。楽曲それぞれのジャケット画像は本家『SUPER EUROBEAT』の特定の盤のジャケット画像に元ネタがあるとのこと(6曲目「AKIYOSHI」は除く)。
この解説動画の詳細情報欄にはオンラインストレージサービスへのリンクが記されており、リンク先ではmp3ファイルが配布されている。「真夏の夜の淫夢」関連の動画は諸般の事情で削除されることもあるため、楽曲が気に入った方は念のためダウンロードして保管しておく方がよいかもしれない。
余談だが、ノンストップミックス動画の方でもフルバージョン動画の方でも、多くの楽曲の再生開始時点で「これが一番好き」といった意味のコメントが投稿されている。つまり、視聴者の嗜好は割と分かれているようだ。この記事を読んでいるあなたが最も好きな曲はどれだっただろうか?
1. GIVE BACK LICENSE
BPMは160。最初に投稿されたノンストップミックス版動画でBPMが160に統一されていたのは最初の楽曲である本曲に揃えたものか。
『Babylon 34 真夏の夜の淫夢』の第一章「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」を題材としている。
2. STOP THE MONOTONE
『Babylon 34 真夏の夜の淫夢』の第二章「モデル反撃!犯されるスカウトマン」を題材としている。
3. GO IS GOD
『Babylon 34 真夏の夜の淫夢』の第三章「盗撮!そしてSM妄想へ…」および『BABYLON STAGE 28 悦楽へのパスポート』の第一章「スカウト」を題材としている。
歌詞等に関する詳細は本楽曲の単独記事を参照。 → GO IS GOD(楽曲)
4. LIKE A BEAST
『Babylon 34 真夏の夜の淫夢』の第四章「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」を題材としている。
5. KARATE TRICK
『Babylon STAGE 27 誘惑のラビリンス』の第三章「空手部・性の裏技」を題材としている。
歌詞等に関する詳細は本楽曲の単独記事を参照。 → KARATE TRICK
6. AKIYOSHI
『Babylon Stage 31 罪と×』の第五章「青少年更生施設」を題材としている。
7. MIDNIGHT STALKER SHOWDOWN
『BABYLON STAGE 17 ストーカー 異常性愛』の第一章を題材としている。
8. CAN'T ESCAPE FROM THIS KARMA
『Babylon STAGE 42 少年犯罪』の第三章「汚濁の御子」を題材としている。
9. CLOCKWORK SURGERY ROOM
『Babylon 35 大人の事件簿 その猥褻の構図』の第一章「時計仕掛けの外科室」を題材としている。
10. EPIC TIE GUY
『変態面接官SUPER・S・20』および『POWER GRIP 66 オトナの時間 2』中の、NKTIDKSG登場パートを題材としている。
歌詞等に関する詳細は本楽曲の単独記事を参照。 → EPIC TIE GUY
11. SHAPE OF LOVE
『i-mode学園V キミはONAペット』の第三章「Mステーション」内で披露された楽曲「愛のカタチ」を元にしており、歌詞も同楽曲の歌詞の英訳となっている。
また、イントロ部分は2012年にニコニコ動画に投稿された動画「ユーロまさゆき」が元になっている。
12. KING OF INM
「EUROBEAST」というフレーズの由来でもある「野獣先輩」を題材としている。ノンストップミックス版の動画では一応「野獣先輩」の出演したアダルトビデオ作品名が列挙されてはいる。
だが「特定のアダルトビデオ内での扱い」と言うより「真夏の夜の淫夢」界隈の中での「野獣先輩」の扱われ方が本曲の主題になっている。ニコニコ動画に投稿されている「野獣先輩」関連のネタ動画の台詞の引用なども含んでいる。
また、フルバージョンの方では歌詞内にこれまでの11曲を暗示するフレーズが盛り込まれており、それらの楽曲を締めくくるフィナーレ楽曲として制作されていることがわかる。
関連項目
『SUPER EUROBEAST presents COAT CORPORATION』の関連項目
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