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ライブ・ア・ライブ (LIVE A LIVE) とは、スクウェアから発売されたスーパーファミコン用RPGである。
ライブ・ア・ライブ LIVE A LIVE |
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ジャンル | ロールプレイングゲーム | |
対応機種 | スーパーファミコン WiiU(VC配信) New 3DS(VC配信) |
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発売 | スクウェア(現スクウェア・エニックス) | |
開発 | スクウェア(現スクウェア・エニックス) | |
発売日 | 1994年9月2日 2015年6月24日(VC配信) |
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価格 | 9,900円(税別)(SFC) 926円(税込)(VC配信) |
概要
略称として「LAL」がよく用いられる。ニコニコ動画のタグは「LIVEALIVE」が使われている。
西部編、近未来編、現代編、SF編、功夫編、原始編、幕末編、という舞台も主人公もバラバラな7つのストーリーからなるオムニバス形式になっている。それぞれストーリーだけでなく形式も大きく異なり、他に類を見ない構成になっている。が、無駄に熱いストーリーという点は共通している。難易度は低めだがやりこみ要素が多く、コンプリートするとなるとかなりの難易度になる。
この7つのストーリーをクリアすると、中世編という新たなストーリーが選べる。また、中世編クリア後にプレイできるようになる最終編は今までの主人公たちから一人を選択し開始する。ここでオルステッドとそれ以外を選んだ場合でストーリーが分かれる。
同時期にスクウェアの大作RPGが発売されていた事などから当時はそれ程著名な作品ではなかったが、未だ高い評価を受け続けている隠れた名作である。
音楽は下村陽子が担当。ファンの間では彼女の代表作とも言えるタイトルの一つであり、人気のある楽曲が多数存在する。各編に全く印象の異なる楽曲を提供しており、戦闘BGMも全編異なる。しかしそれでいて、各編ボス戦に突入する際ほぼ全てに共通して「魔王オディオ」→「MEGALOMANIA」が使われるなど、ストーリーとリンクするような音楽演出も凝っている。
上記通り、隠れた名作として長年バーチャルコンソールでの配信が待ち望まれた同タイトルであるが、SFC版発売後20年以上を迎えた2015年6月よりWiiUにてVC配信が開始された。
HD-2D Remake
ライブアライブ LIVE A LIVE |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Steam (Windows) |
発売 | スクウェア・エニックス |
開発 | ヒストリア&SQEX浅野チーム |
発売日 | Switch: 2022年7月22日(金) PS4/PS5: 2023年4月27日(木) Steam: 2023年4月28日(金) |
販売価格 | 通常版:7,480円(税込) 限定版:22,000円(税込) |
2022年2月10日、Nintendo Directにてリメイク作品『ライブアライブ』が発売予定だと発表された。
原作と違い、タイトルから中黒が省かれている。
「オクトパストラベラー」で用いられた表現技法「HD-2D」が採用される他、
BGMのフルアレンジ収録やCV収録といった追加点が予告されている。
同時に、スクウェア・エニックス e-STORE専売で数量限定の『コレクターズエディション』も発売。
- プラモデル『ライブアライブ ストラクチャーアーツ ブリキ大王』
- ボードゲーム『ライブアライブ HD-2D リメイク ボードゲーム』
- 冊子付きサウンドトラック『ライブアライブ HD-2D リメイク オリジナル・サウンドトラック コレクターズエディション』
- エナメルバッグ『ライブアライブ HD-2D リメイク ショルダーバッグ』
また、発売に先駆けて6月28日から体験版が配信されている。
体験版では幕末編・SF編・功夫編の序盤をプレイでき、製品版へのセーブデータ引継ぎも可能となっている。
この中でも特に幕末編は、プレイ可能な範囲で魔神竜之介・岩間さま・ハヤテの隠しボス3体全員と戦えてしまうという大盤振る舞いとなっている。
原作既プレイ勢が注意しておきたい仕様変更点(未プレイ勢はネタバレ注意)
- バトルシステムの変更
- BREAK DOWNで倒した敵からもアイテムがドロップする
原作ではアイテムが欲しい場合にあえてBREAK DOWNを狙わないプレイが必要だったが、今作ではその必要がなくなった。 - 能力パラメータが変更
原作の力・速・体・知から、物攻・物防・特攻・特防・素早さ・命中・回避に変更。
攻撃・防御が装備品依存なのはそのままだが、おおよそ原作の力=物攻、体力=物防、知力=特攻&特防に分化、速度=素早さに相当し、命中・回避がレベル依存ではなく独立した、というイメージに近いだろうか。
もちろん全てに当てはまるわけではなく、原作とは依存能力が変更されている技も多い。 - 属性システムが変更
原作では場の属性(フィールド属性)と回避属性が一致した場合に半減という独特のシステムがあったが、本作では廃止されて単純に属性に対する弱点と耐性が設定されている一般的なシステムに変更された。 - チェッカーバトルにおける行動ポイントの扱いが変更
原作では人数が多いほど行動順の渋滞が起きやすく、逆に人数が少ない場合よりも不利になるという現象があったが、今作ではそれぞれの行動ゲージが独立しているため、複数の敵が続けて連続行動してくる場合がある。
一方、敵の行動ゲージの溜まり方がやや緩やかになっているため、原作より手数が減っていたり、ハメやすくなった箇所も存在する。 - 敵の行動異常効果が画面上で確認可能に
原作では隠し効果だった敵の行動異常が画面上に描写されるようになり、効果が分かりやすくなった。
効果自体も原作の15種類から大幅に整理され、停止・魅了・目眩・恐怖・混乱・興奮の6種類のみに減少している。
- BREAK DOWNで倒した敵からもアイテムがドロップする
- 現代編は6人目を倒すまで再戦可能
ラーニングする前に倒してしまった場合でも、再チャレンジできる。ただし6人目を倒すとそのまま物語が進むため、最後の6人目は再戦不可。 - 近未来編のアイテム改造が可能な期間が延びた
原作では筑波研究所をクリアした段階で改造できなくなっていたが、今作ではクライマックスのイベントが開始されるまでは改造可能。 - 表現規制の関係で、近未来編の主にパンツイベント絡みのアイテムの名称が一新。
性能自体は原作のものとほぼ同じだが、原作のワタナベのパンツに相当するアイテムが一点もののアクセサリー「ワタナベのヘソゴマ」(特防-20)と洗濯物から取れる防具「ワタナベのワッペン」(特攻-25)に分化している。
また、妙子のパンツに相当する「妙子のヘソクリ」(睡眠無効)は頭に被れなくなった。
他にも「へんたいパール」→「おしゃれパール」など変更がある - 西部編も表現規制でアニーのシミーズが日記(同じく体防具のまま)に、酒類や葉巻が薬草・気付け薬・干し肉に変更。
これに伴い回復アイテムで酔う効果はなくなり、逆に気付け薬は酔いを治療する効果になっている。 - 幕末編は変更点がかなり多い
- 最終編へのアイテム持ち越しの仕様が変更されている
原作では「最後に主人公が装備していたアイテム」のみが持ち越せたが、今作ではそれに加えて「所持している装備アイテム・攻撃アイテム」「一部の味方が装備中のアイテム」が持ち越されるようになっている。
後者に関しては、例えば原始編のべるの装備は持ち越されていないという話がある一方で、ざきが内部的に装備しているドカドカオノが持ち越されているため、詳細はイマイチはっきりしない。
また、回復アイテムや強化パーツ等も持ち越せないため、近未来で稼いでキューブの育成を楽にすること等はできない。 - 中世編で取った宝箱のアイテムが最終編で復活する
原作では中世編で城の宝物庫や魔王山の宝箱を取ると、最終編では連動してそれらのアイテムが取れなくなっていたが、今作ではそこが連動しなくなっている。
中世編でアイテムを総取りしても問題ない。 - 最終編でサンダウンを仲間にするイベントが簡略化されている
ルクレチア城内で話しかける必要がある場所が少なくなり、宝物庫や王の寝室に行かなくなっている。
山小屋横→本能のダンジョンそばの崖→城への道中の立て札前→城の王の間→客室→城入り口という順番。
マルチプラットフォーム化
2023年3月30日、スクウェア・エニックスは『ライブアライブ』をPS5/PS4/Steamにて2023年4月27日からダウンロード専売で配信する事を発表、同日より体験版が配信・予約購入も開始。
Steamでは時差の関係で体験版&予約購入は3月31日から、製品版は4月28日からの配信となる。
体験版の構成がSwitch版と少し異なり、幕末編・SF編は同じだが3つ目が西部編に変更。もちろん製品版へのセーブデータ引き継ぎも可能。
価格はSwitch版と同じく7480円。豪華特典付きのコレクターズエディションIIが2万2000円。
コレクターズエディションⅡの内容は以下の通り。なお、今回はトートバッグ以外は単品発売もされる。
- 『ライブアライブ』ダウンロードコード
- グッズ『ライブアライブ コレクターズグッズ3点セット』
- アートブック『LIVE A LIVE ORIGINAL+HD-2D Illustrations』
- コミック『超級!! ライブアライブ近未来編』
※島本和彦先生の同人誌『超級!!近未来編』『超級!!近未来編R』の公式版+新規描き下ろしページ追加 - トートバッグ『ライブアライブ HD-2D リメイク トートバッグ』
各シナリオ概要
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キャラクターデザイン(括弧内は作家の主な著名作)
- 西部編:石渡治 (「B・B」「LOVe」「パスポートブルー」等)
- 近未来編:島本和彦 (「炎の転校生」「逆境ナイン」「吼えろペン」等)
- 現代編:皆川亮二 (「スプリガン」「ARMS」「D-LIVE!!」等)
- SF編:田村由美 (「巴がゆく!」「BASARA」「龍三郎シリーズ」等)
- 功夫編:藤原芳秀 (「拳児」「JESUS」「闇のイージス」等)
- 原始編:小林よしのり (「東大一直線」「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」等)
- 幕末編:青山剛昌 (「まじっく快斗」「YAIBA」「名探偵コナン」等)
- 中世編:宮本由香 ※
- ※攻略本に掲載していたデフォルメイラストのみ。当時ゲーム内でドット絵を担当していたスクウェア社員で、後にyuka名義での代表作「とーとつにエジプト神」等で知られる。
- ※デフォルメイラストのベースは、同じく当時のスタッフだった加藤清文によるドット絵から起こされたものとなっている。
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関連項目
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