ラストオリジンとは、studio Valkyrieによる韓国産の次世代美少女×戦略RPGである。Android版・iOS版・DMM(FANZA)版が配信中。
FANZA版は「ラストオリジンR」という表記になっており、当然アダルトなプラットフォームなので18歳未満はプレイできない。
なお、18禁ゲームではあるが直接的な性的描写はなく(におわせる程度)、登場する女性キャラクターの見た目や課金要素であるスキンの露出度がかなり上がっているという違いがある。
概要
セクシーなバイオロイドと無骨なロボットと荒廃した世界観が特徴のポストアポカリプス・ファンタジー。
クエストのオート周回機能が実装されており、クリアしたステージは所持キャラクター・装備数が上限に達するまで放置で自動周回ができる。
制作側もウリとしているのが、いわゆる課金ガチャシステムを採用しておらず、あくまでゲーム内資産で全キャラのコンプリートが可能になっていること。
課金要素としては、衣装を変えられるスキンや倉庫などの設備拡張の為の通貨である「ツナ缶」(ゲーム内でも入手できるが希少)が主になっている。
ぶっちゃけてしまうと、スキンはほぼ戦力に繋がらない要素であるが、FANZA版がリリースされたことにより、エッチなスキンが大量に実装されているため、ついつい買ってしまうプレイヤーが多いとか。
ストーリー
22世紀、突如現れた謎の敵『鉄虫』と、人類に蔓延した伝染病により、人類は滅亡した。
それから50年以上の時が経った時、記憶を失った一人の青年が二人の美少女に保護される。まるで人間のように見える少女たちは、人工的に生産された人造人間”バイオロイド”であった。
地球最後の人類として、鉄虫から地球を取り戻す戦いが今始まる。
システム
3×3マスの自陣に最大5体までの戦闘員を配置し分隊を編成する。
戦闘員にはそれぞれスキルがあり、例えば自分の後ろの戦闘員を庇うスキルを持つ戦闘員と自分の前の戦闘員の攻撃を支援するスキルを持つ戦闘員といったシナジーを考えることで戦闘力を飛躍的に高めることができる。
戦闘員を出撃させると、部品・栄養・電力の三つの資源を消費する。レアリティやタイプによって燃費が変わるのでただ高レアリティのキャラクターを五体出せばいいというわけではない。また、この資源は戦闘員や装備の製作にも消費するため闇雲に浪費するのは避けたいところ。むしろ、「戦闘員ふたりで低速だが安定し省資源な周回」「戦闘員3人で節約しつつ高速安定周回」とかを目指すゲームである。
ステージを進めることで戦闘員を手に入れつつ戦力を強化して、新たなステージに挑むという分かりやすいゲーム。チュートリアル完了時にオート操作が可能となるので、空き時間を利用しやすい。
レベルが一定以上になるとキャラクターを重ねるコアリンク、いわゆる凸を最大5回行い強化できる。重ねるキャラクター自体はどれでもいいが、100%の力を発揮するには原則として同一キャラが必要。(キャラの代用になる凸アイテムもあるが、それなりに希少)
自動戦闘、反復戦闘システム
本作の肝となる自動周回システム。
自動戦闘はオートバトル、反復戦闘はクリア後のステージを自動で周回し続けてくれる為、放置が可能。ただし、「出撃に必要な資源不足」「戦闘員の戦闘不能」「倉庫の空きがなくなる」といった条件で周回が停止する。
その上で重要となるのが倉庫の空きであり、本作は戦闘後にキャラがかなりの勢い(1周1~3体)でドロップするため、すぐに満杯になってしまう。このため、就寝中などは周回速度は遅いがコストが安い低ランクのキャラを使い、意図的に周回速度を落とすなどのテクニックも。
また、戦闘員は完凸のために6体確保しなければならず、凸のためにはレベルを上げなければならないため、育成が終わっていないうちは凸素材がどんどん倉庫に溜まっていく。そして倉庫拡張に必要なアイテムである「ツナ缶」はエッチなスキンと交換できる……というなんとも悩ましいシステムとなっている。とは言え、流石に初期状態ではろくに周回もできないので、多少は倉庫を拡張しよう。
用語
オリジンダスト
ナノテクノロジーにより生み出された人工細胞小体。移植された生物は寿命を極限まで引き伸ばされ、更には細胞を自由自在に変形させ、身体能力の強化や細胞の機能を変化させる。人間にも使えるが、それにより産まれた超人が犯罪行為に走り社会が混乱したこともあり、人間への使用は政府により厳格に管理される事となった。
バイオロイド
いわゆる人造人間。オリジンダストを遺伝子レベルから適用することで生まれた時から強化された肉体を持つ生体アンドロイド。機械金属の骨格と超人的な身体能力(例:人間が死ぬレベルの過酷な環境で活動したり、技術的特異点を発生させる頭脳だったり、2次元から出てきたような美貌の持ち主だったり、超能力者だったりetc)を備え、それでいて人間と同じ臓器を持ち(妊娠も可能。しかし…)、見た目ではほとんど人間と違いは無い。
しかし現代でいう自動車や家のような「売買されている高額な所有物」であり、人間の命令には絶対服従で、人権など存在しなかった(一応、恋人や親友、伴侶となるバイオロイドもいたようだ)。男性型がいないのは、オリジンダストと男性ホルモンの相性が悪く、際限なく怒り続けて暴走してしまうため。ほとんどのキャラクターがムチムチのダイナマイトバディであるが、一部幼女型のバイオロイドもいる。多くのステージでドロップする他、製造でも入手できるがランダム要素が強いため、狙ったキャラのためには根気と資源が必要。
大半のバイオロイドが量産された工業製品であり、銃器や自動車のような型番などを含む名前が多い。(コンスタンツァS2やP/A-00 グリフォンなど) また、開発メーカーが複数存在しており、開発目的や設計思想が異なっている。
AGS(Auto Guard System)
治安維持や戦争で活躍したロボット。高い戦闘能力を誇るものの電子回路に寄生する鉄虫に乗っ取られた例が多く人類の滅亡を防げなかった。現在、主人公側が保有するAGSは新型の生体回路を組み込む事で寄生を防げる様になり、最後の人類とともに未来の守り手として戦う。ちなみに基本的にリアルロボット寄りのデザインだが、専用スキンがやけにスーパーロボットっぽい檜山ボイスでライオンが胸に付いてるロボット とかもいる。バイオロイドに比べドロップするステージが少ないが、製作はキャラを指定して行うため、条件と資源さえ満たせればフルリンク(完凸)も容易。
戦闘員
上記のバイオロイド及びAGSの総称。レアリティが高い順にSS・S・A・Bとなっており、高いほどパッシブスキル(常時発動する固有の能力)の数が多く強力。無論高レアリティほど入手の難易度も高くなる。
低ランクキャラは、上位ランクへの「昇級」が実装されているキャラもあり、低レアながらも長く活躍できるキャラクターも存在する。
鉄虫
突如空から現れた謎の金属生命体。読みは「てっちゅう」。電子回路に寄生する能力と積極的に人間を殺す性質を持ち、人類を滅亡させた。人間やバイオロイドとの意思疎通はできず(寄生した機械を介する等で人語を喋る事は可能)、過剰なまでに海を恐れ近寄ろうとしない(その為海に逃れると追って来ない)が、重要人物を狙い混乱を引き起こす知能まで持っている。脳波が人間に酷似しており、人間の命令無しでは攻撃出来ないバイオロイドたちは屈辱の100年を過ごすこととなった。前述の通り、人間を執拗に殺害しようとするが、同じ人の形をしたバイオロイドに対しては「目的の障害になるなら排除する」という認識らしく、積極的に攻めてこないなど謎が多い。
主な人物
司令官
人間からの命令なしで鉄虫を攻撃できないバイオロイド達の司令官として、指揮をおこなっている。
部下達(バイオロイドやAGS)からは「司令官」と呼ばれることが多いが、主人公は特に呼び方を強制しておらず、ほかにも「人間」「お兄ちゃん」「ご主人様」「閣下」「ダーリン」「社長」「マジックジェントルマン」など様々な呼び名がある。
とある廃墟の中で瀕死の状態になっていたところを、後述するバイオロイドの「コンスタンツァ S2」、「P/A-00 グリフォン」によって発見されたが、過去の記憶をすべて失っており、目覚めたときに自分以外の人間が世界から滅んでいることも知らなかった。
バイオロイドを人権のない道具として使っていた人間が多かった「旧人類」と異なり、彼女たち(やロボットたち)を個々の存在として見ており、意思を尊重しながら大切な存在として接している。
旧人類たちによる、過去の凄惨な所業については怒りを覚えている一方で、当時の状況を記録したデータを閲覧したり、当時から生存しているバイオロイドから話を積極的に聞くなど、最後の生き残りとして二度と同じことを繰り返さないために、真正面から受け止めているようだ。
その真摯で優しい人格から、バイオロイド達(やロボット達)からはもれなく慕われており、特に「旧人類」の人間たちを知るバイオロイドからは「惚れるなっていうのが無理」とまで言われている。
一方で、部下思いが過ぎるあまり、何事にも無理をしがちなようで、過労で倒れてしまったことがある。
また、部下達に危険が及ぶような作戦は決して取らないなど、全員の安全を最優先に考えている。
仲良くなるとスキンシップが多くなるらしく、イベントストーリーや後半のメインストーリーでは、すでに複数人のバイオロイド達と致していることが仄めかされている。
(というか、好感度を最大まで上げた大抵のバイオロイドからは、すでに何度も致しているような台詞が聞けたりもする…。流石に子供のバイオロイドは対象外としているが。)
戦闘力自体はなく、画面にも映らないが、第一部のストーリー後半ではある衝撃の事実が判明する。どれくらい衝撃かというと、ラストオリジンというゲーム自体が軽く炎上沙汰になって修正が入ったほど。
主なバイオロイド
コンスタンツァS2
三大バイオロイド企業・三安(サムアン)産業が開発したバイオロイドシリーズ「バトルメイドプロジェクト」のひとり。ライフルによる攻撃と相棒の犬型バイオロイド「ボリ」とのコンビネーションで戦闘支援を行う、眼鏡(スマートグラス)をかけたメイド型A級バイオロイド。
主人公が最初に出会うバイオロイドのひとりで常識人……なのだが周囲が濃すぎて逆に個性的。元々はまさしくメイド用に開発されたバイオロイドのため、非常に礼儀正しく甲斐甲斐しい性格で、メインストーリー上では実質側近や秘書のようなポジションになっている。衣装の露出もこのゲームでは控えめな方だが、衣装の胸部(特に乳房の下部)がざっくりと開いているのは授乳のためである。
P/A-00 グリフォン
三大バイオロイド企業・ブラックリバーが開発したバイオロイドシリーズ「スカイナイツ」のひとり。飛行ユニットで飛び回りミサイルを撃ち込む、最初期に造られた空戦用のA級バイオロイド。偵察機の役割もこなせる。
主人公が最初に出会うバイオロイドのひとり。主人公を「(旧人類の所業を知っているのもあってか)人間」と呼び、つっけんどんで素っ気ないフリをしているものの、実は主人公を慕っていることが見え隠れする……と、もはや古典レベルのツンデレにしてチョロインである。
リブ生地のようなスーツに包まれたそれは一般的には大きい部類なのだが、ラストオリジン的には普通……むしろ小さい部類という恐ろしさ。
LRL
三大バイオロイド企業・PECS(ペックス)が開発したバイオロイドシリーズ「パブリックサーバント」のひとり。灯台守の幼女型B級バイオロイド。製造コストを抑える為に肉体年齢10歳の女児として造られた。身体能力もかなり抑えられているが、左目から凄まじい光量の光を出す能力を持ち、それをもって相手を怯ませる事が出来る。
LRLとは長距離照明(Long Range Light)の略称であり、外の世界で人類が滅びても命令に従い灯台を守り続けていた。100年ものサバイバル生活で本を読み漁った結果、重度の厨二病を患っている。
メンバーのムードメーカー的存在。むちむちの女の子に期待してゲームを初めた司令官に、とことこ走ってコケるディフォルメの効いた戦闘モーションを披露してくれる。
プレスターヨアンナ
日本のバイオロイド企業・伝説サイエンスが開発したバイオロイド。
中世十字軍時代をイメージした剣士型のB級バイオロイド。バイオロイドを実際に戦わせて撮影されていたドラマのために開発された俳優バイオロイドの一体。独特な口調と的確な戦術的判断で部隊の仲間を守る女騎士。最序盤に加入し、ゲーム的に言えば、プレイヤーに保護機(いわゆるタンク役)の何たるかを教える存在。……なのだが、ある程度進むとほとんどストーリーに登場しなくなり、タンク役としても他の戦闘員に性能で劣るため起用されなくなる不遇のバイオロイド。…だったのは過去の話で現在はSS級へ昇級する事により、「部隊全員に1回だけダメージを無効化するバリア」を張れる等大幅に強化され、高難易度ステージの攻略に無くてはならない存在となった。
メインストーリー7章で久しぶりに登場。ショタコン少年に保護欲をかきたてられるらしい。
ラビアタ・プロトタイプ
三安産業が開発したバイオロイド。
バイオロイドすべてのプロトタイプで、設定上世界に1体しか存在しないバイオロイドの一人。「バトルメイドプロジェクト」の一人でもあり、有事には大型の融合炉脱着式プラズマブレードを振るって戦闘を行う。
とある理由から体重が非常に重いという設定があるが、その設定にふさわしいくらいのムチムチ体型である。人間に鉄虫の撃破命令を与えられているもはや数少ないバイオロイドで、単騎でも圧倒的な力を持つが、鉄虫に抵抗するバイオロイドの集団を組織し、人類絶滅以前に開発された様々なバイオロイドの復元も行っていた。
コンスタンツァS2は彼女の遺伝子を用いて造られた直系の後継機(一般販売できるように改良されたモデル)及び妹にあたり、「お姉さま」と呼ばれ慕われている。
(メインストーリー7章ネタバレ注意・以下反転)無敵の龍 バイオロイドの艦隊を指揮、統率する指揮官型バイオロイド。海底で封印されているらしいが・・・
スキン
キャラクターの衣装を変更することができるシステム。
課金通貨や初回ステージクリア報酬、ミッション報酬で獲得できる「ツナ缶」を使って購入するが、稀に運営から適当な理由をつけてバラ撒かれたりする。
リリース前から非常に高い露出度で有名であった本ゲームだが、FANZA版では公式自らが「100%になった!」と言い放つほど、露出度がアップされたため、本ゲームの大きな醍醐味や魅力の一つと思っている司令官は多いはず。
その言葉に偽りはなく、色々と見えていたり、ハミ出ていたり、中破スキンが完全に事後だったり、スキンと言いながら何も着ていない(見えてはいけない部分は隠れている)というものまである。スキン=肌・皮膚なのである意味正しいのではあるが。
基本的に、ゲーム内へ実装されたタイミングでは若干値段が安く設定されており、ある程度の期間が経つと正規の値段になる。
また、実装された当初はLive2Dが搭載されていなかったスキンであっても、後々Live2Dが実装されたりもする。もちろん、値段は値上がりしてしまうため、基本的に欲しいスキンがあれば買っておいたほうがよいかもしれない。
関連動画
関連項目
- 9
- 178800pt