『星のカービィ』とは、HAL研究所(またはその下請け会社)開発、
任天堂発売のアクションゲームである。
概要
♪初代タイトル |
生みの親は桜井政博。発売当時のアクションゲームが難しくなりすぎていると感じていた桜井氏は、初心者でも楽しめる「簡単だけど奥が深い」ゲームを目指して『星のカービィ』を作り出した。
主人公であるカービィの動きはいたって簡単で、1作目では敵を「吸って吐く」アクションと、「ホバリング」で空を飛ぶアクションのみ行えた。空を飛べることで穴に落ちる心配がなく、吸い込みは敵を遠い距離から簡単に倒せて、しかも攻撃に活用できるという、ゲーム初心者に配慮したアクションとなっている。
2作目『夢の泉の物語』からは、吸引した敵の能力を自分のものに「コピー」する能力が加わり、よりカービィの個性が強まった。
これらのアクションにより、プレイ方法はシンプルに収まり、空をずっと飛んでいるだけでもクリアできる懐の深いゲーム性となった。一方で、ミニゲームやボスラッシュなどやりこみ要素が多く、深い部分まで追求することが楽しめるソフトでもある。
ゲームを彩るBGMも、シリーズを通して評価が高く、公式のアレンジのほかにも、有志が独自でアレンジすることも多い。
売上は長らく初代の513万本が壁となっていたが、生誕30周年の2022年に発売された『星のカービィ ディスカバリー』が527万本(2022年11月現在)を売り上げ、ついにシリーズ史上最高売上を更新した。
2001年~2003年には、CBC制作・TBS系列でTVアニメが放映された。放送時間帯は土曜朝7:30~8:00。内容は社会風刺を取り込んだ寓話のようなもので、「日本版サウスパーク」「朝やるべきではないアニメ」などと評価されてしまっている。中でもデデデ大王(通称DDD)やコックカワサキ(通称kwsk)の問題発言が多く、 彼らの働きでよりカオスなアニメになってしまった。詳しくは当該記事を参照。
主な作品
- 『星のカービィ』 (GB・1992年4月27日)
- 『星のカービィ 夢の泉の物語』 (FC・1993年3月23日)
- 『星のカービィ2』 (GB・1995年3月21日)
- 『星のカービィ スーパーデラックス』 (SFC・1996年3月21日)
- 『星のカービィ3』 (SFC・1998年3月27日)
- 『星のカービィ64』 (N64・2000年3月24日)
- 『星のカービィ 夢の泉デラックス』 (GBA・2002年10月25日)
- 『星のカービィ 鏡の大迷宮』 (GBA・2004年4月15日)
- 『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』 (DS・2006年11月2日)
- 『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』(DS・2008年11月6日)
- 『星のカービィWii[1]』 (Wii・2011年10月27日)
- 『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』(3DS・2012年4月25日)
- 『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』(Wii・2012年7月19日)
- 『星のカービィ トリプルデラックス』(3DS・2014年1月11日)
- 『星のカービィ ロボボプラネット』(3DS・2016年4月28日)
- 『星のカービィ スターアライズ』(Switch・2018年3月16日)
- 『星のカービィ ディスカバリー』(Switch・2022年3月25日)
- 『星のカービィ Wii デラックス』(Switch・2023年2月24日)
派生作品
♪星のカービィスーパーデラックス OP |
- 『カービィのピンボール』(GB・1993年12月27日)ピンボール
- 『カービィボウル』(SFC・1994年9月21日)ボールアクション
- 『Kirby's Avalanche』(SNES・欧州:1995年2月1日/北米:1995年4月25日)パズル ※国内未発売
- 『カービィのブロックボール』(GB・1995年12月14日)ブロック崩し
- 『カービィのおもちゃ箱』(SFCサテライト・1996年1月~3月)ミニゲーム集
- 『カービィのきらきらきっず』(GB・1997年1月25日/SFC・1999年6月25日)パズル
- 『コロコロカービィ』(GBC・2000年8月23日)ボールアクション
- 『カービィのエアライド』(GC・2003年7月11日)レース
- 『タッチ!カービィ』(DS・2005年3月24日)ペンアクション
- 『毛糸のカービィ』(Wii・2010年10月14日)アクション
- 『あつめて!カービィ』(DS・2011年8月4日)群体アクション
- 『カービィファイターズZ』(3DS・2014年7月23日)対戦アクション
- 『デデデ大王のデデデでデンZ』(3DS・2014年7月23日)リズムアクション
- 『タッチ!カービィ スーパーレインボー』(WiiU・2015年1月22日)タッチペンアクション
- 『みんなで!カービィハンターズZ』(3DS・2017年4月13日)アクション
- 『カービィのすいこみ大作戦』(3DS・2017年7月4日)3Dアクション
- 『カービィ バトルデラックス!』(3DS・2017年11月30日)対戦アクション
- 『毛糸のカービィ プラス』(3DS・2019年3月7日)アクション
- 『スーパーカービィハンターズ』(Switch・2019年9月5日)アクション
- 『カービィファイターズ2』(Switch・2020年9月24日)アクション
- 『カービィのグルメフェス』(Switch・2022年8月17日)アクション
『カービィのおもちゃ箱』はスーパーデラックス発売記念として配信されるが、サテラビューのため知っている人はほぼ皆無である。
『Kirby's Avalanche(欧州はKirby's Ghost Trap)』は海外限定で発売されたカービィ版ぷよぷよである。
基本ルールは『す~ぱ~ぷよぷよ』に沿っている。
メディアミックス作品
主なキャラクター
- カービィ・・・主人公。なんでも吸い込むピンク玉。
- デデデ大王・・・主にボスとして登場。プププランドの「自称」大王。
- メタナイト・・・ボスや仲間として登場。鉄仮面の剣士。
- ワドルディ・・・マリオで言うクリボー的存在だが可愛い人気キャラ。仲間になることもある。
仲間キャラクター
星のカービィ2
- リック
ハムスター。カービィを投げたりする(2)。
氷上でも滑らずに移動できる。 - クー
フクロウ。羽を飛ばしたりする(2)。強風に強く逆らって進める。 - カイン
マンボウ。床を貫通する衝撃波を飛ばしたりする(3)。
水流に逆らって進めるほか、陸上でも比較的機敏で、
密かにジャンプ力が高い。 - グーイ
邪心がないダークマター族。
2では仲間がかぶった時のスカキャラ扱い(ライフ1回復)。
3ではヘルパー扱いで呼び出すときにHPを2消費する。
星のカービィ3
以下のキャラクターに加えて、星のカービィ2のリック、クー、カイン、
グーイが仲間として登場する。
- チュチュ
海にいる8本足のアイツがモデルの謎の生物。
おそらくぜルダの伝説に登場する敵キャラ・チュチュとは無関係。
天井に張り付くことができる。カービィと一緒だとニコニコする。 - ナゴ
三毛ネコ。3段ジャンプができる。
ちなみにオスである(オスの三毛猫は発生率が低い)。 - ピッチ
謎の小鳥。飛行ができるがクーと違って強風耐性はあまりない。
その分陸上移動は機敏。
星のカービィ64
- リボン
黒い雲に包まれていくリップルスターから逃げてきた妖精。逃げる途中でクリスタルを砕かれる。その後ポップスターでカービィに直撃し64版の旅が始まる。ラスボス・ゼロツーとの戦いの時にはクリスタル+リボンのコピーを使用した状態で戦いに挑む。真エンディングでカービィにキスをするが、その後カービィの顔が真っ赤になってしまいカービィの性別に疑惑が生じてしまう - ワドルディ
毎度おなじみの雑魚キャラ。 64ではトロッコ・いかだに乗ってカービィを手助けする。 - アドレーヌ
人間。描いたものを実体化させることができる。 64では道中でアイテムを描いてカービィに補給した。 - デデデ大王
ペンギン? 64ではダークマターに体を乗っ取られた可哀想な奴。64の声優は桜井政博である。カービィを頭に乗せハンマーを武器に障害物を壊していく。
星のカービィ スーパーデラックス・ウルトラスーパーデラックス
ヘルパーとして、コピー能力と同じ数だけ仲間キャラクターが登場する。ただし彼らについては固有のキャラクターではない上、敵としても同じキャラクターが出てくるため全員は記せない。よって、一部を紹介する。
- ワドルディ
実際はパラソルワドルディ。赤白縞のパラソルを持ち、パラソルドリルやだいどうげいなげを使う。 - ワドルドゥ
一つ目からビームを放つ。最初に出会う雑魚・手に入るコピーだが、はどうビームやキャプチャービームなど侮れない技を持つ。 - バーニンレオ
火を吹いたり、火だるまになったり、バーニングアタックなどの強力な攻撃をする。
星のカービィWii(デラックス)
- デデデ大王
64以来に仲間ポジションにつく。ハンマーの能力を使う。 - メタナイト
カービィの仲間になるのは初。お馴染みの剣を扱う。 - ワドルディ
ザコ敵としても登場するが仲間のワドルディはバンダナを被っている。槍を使った攻撃をする。通称バンダナワドルディ。 - マホロア
カービィ達に散らばった宇宙船のパーツを集めてもらうが・・・
星のカービィ ロボボプラネット
- ロボボアーマー
カービィがかっぱらった敵のインベードアーマー。搭乗者の能力を反映する機能により、無限の可能性を持つカービィが乗る事で頼もしい仲間へと変貌する。自由自在に操縦できる気分になれるヘルメットも完備。
星のカービィ スターアライズ
『スーパーデラックス』と同じくヘルパーとして、コピー能力と同じ数だけ仲間キャラクターが登場する他、過去に一緒に冒険したりボスとして立ちふさがったキャラクターも仲間として登場する。ここでは本作初出のキャラクターのみ記述する。
- プルアンナ
口から水を吐いて攻撃する。外見とポーズ画面で確認できる一人称が「アタシ」であることから数少ない女の子キャラクターと思われる。 - ジャハルビート
背丈ほどある長さの棒を巧みに伸び縮みさせて操る。 - 三魔官シスターズ
フラン・キッス → フラン・ルージュ → ザン・パルルティザーヌの順に入れ替えて使えるため、実質3キャラを操作できる。ボス戦時に使用した技をほぼそのまま繰り出すことが可能。
星のカービィ ディスカバリー
- エフィリン
カービィ達が迷い込んだ「新世界」で出会ったキャラクター。戦闘には直接関与しないが、様々なヒントやアドバイスをくれる。 - ワドルディ
ある理由から「新世界」で敵に捕らわれてしまったが、カービィが助けた後は現地に町を造ってカービィの冒険をサポートしてくれる。また、2Pキャラとしてバンダナワドルディが再登場。基本的な能力は過去作と変わらない。
お絵カキコ
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
脚注
- *『星のカービィWii』は、もともと「星のカービィGC」と呼ばれていた作品。開発の長期化から発売中止になり、代替として「毛糸のカービィ」が生まれたのではないかと言われていたが、2011年1月28日(金)の決算発表にて「2011年発売予定」とアナウンスされた。「カービィ」生みの親の一人であり当時の任天堂代表取締役の岩田聡も「大変長らくお待たせした」と語っているなど、開発の長期化と、それに対する批判を気にしていたようである。
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