Noitaとは、
本記事では上記の2.について記載する。
概要
Noita (ノイタ) |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションゲーム ローグライク(ローグライト) |
対応機種 | PC(Win) |
開発/発売 | Nolla Games |
配信日 | アーリーアクセス …2019年9月25日 正式版 …2020年10月16日 |
価格 | 2050円 / $19.99 |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
プレイヤーは魔術師となり、ランダムで出現する杖・魔法とビンを駆使することで、見渡す限りの黄金が眠るといわれる不思議なダンジョンを攻略する。
本ゲームの最大の特徴は、ほぼ全ての個体・液体・気体がピクセル単位でシミュレートされた物理演算である。例を挙げると、
- 砂・雪などの柔らかい物体はさらさらと流れ落ちる。
- 爆弾などが爆発すると一定範囲を吹き飛ばしつつ火種をまき散らす。
- 木材・石炭・油などの燃える物体・液体は火に触れるとどんどん燃え広がる。
- 物が燃焼すると水蒸気が出て天井に溜まり、冷えた水が落下する。
- 氷・ガラスは砕かれると細かな破片となって崩れ落ちる。
…等々、細かなシミュレーションによってリアルタイムに状況が変化していく。
液体に関しては、溶岩に水が触れれば冷えて固まる等のシミュレートは当然のこと、多くの生物はダメージを受けると出血[1]し、プレイヤーが液体をビンに出し入れして少しずつ出す・投げて着弾点にまき散らすといったようにある程度自由に活用することが出来る。
またプレイヤーの攻撃手段となる杖は、聖なる山(階層間の休憩地点)で手に入れた魔法を出し入れすることで自由にカスタマイズが可能となっている。
回数制限はないが弱めの攻撃魔法・回数制限はあるが強めの攻撃魔法・地形を破壊する効果のある魔法・発射数や発射方向を変える魔法等を組み合わせ、使いやすい攻略用の杖から探索に便利な掘削用の杖、大量の爆発で周囲一帯を吹き飛ばすトンデモ杖まで(魔法と相応の杖さえあれば)プレイヤーの工夫次第でなんでも作成が可能となっている。
しかし多くのローグライク(ローグライト)ゲームの例にもれず、(大枠こそ固定であるものの)ダンジョンの各階層の構造はランダムな上、一度死ねばまた最初からになる一方、HPや魔法の回数制限は聖なる山以外で回復するのは困難であり、伝統的ローグライクや不思議のダンジョンよろしく死因も多種多様と硬派な高難度ゲーム・死にゲーの一面もある[2]。
凶悪な敵や爆発するドラム缶・プロパンタンク等の設置物の殺意が高いのはもちろんのこと、その殺意はプレイヤーが使うことになる魔法ですら例外ではなく、自分にも刺さる丸ノコを始めとした危険な魔法で自殺するのはお約束といえる。知識の追求のために自分を犠牲にすることは、神々への最高の貢ぎ物です。
ちなみに本作はアーリーアクセス開始時点で既にラスボスまで実装済であり、正式版配信までのアップデートはビジュアル・ユーザビリティ等のブラッシュアップが中心と、正式版配信されるまでは最後まで遊べないことが多いアーリーアクセスとしては珍しい内容であった。
余談だが、一見するとダンジョンの各階層はそれぞれ独立しているように思えるが、実は非常に硬い岩等で区切られているだけで一つの世界に全ての場所が収まっている。また世界観の説明や隠しエンド、強くてニューゲーム等のシークレット(隠し要素)が非常に多い。
Nolla Gamesについて
フィンランドの首都ヘルシンキにて活動しているインディーズゲームの開発会社であり、規模こそ小さいものの主要スタッフである3名のゲームクリエイターは、全員が知る人ぞ知るゲームに携わった実力派ばかりである。
- Petri Purho氏 代表作:Crayon Physics Deluxe
- Olli Harjola氏 代表作:The Swapper
- Arvi Teikari氏 代表作:Baba Is You
関連動画
※アーリーアクセス中の動画を含むため、現在とは魔法の効果、ダンジョンの構成等が異なる場合あり。
関連リンク
関連項目
脚注
- *ただしこの血液はプレイヤーや人間型の敵が出す通常の血液に限らず、敵によっては粘液・毒・溶岩等が流れ出る。
- *Steamでのクリア率は正式版配信時点で約13.6%と、アーリーアクセス開始から1年で7~8人に1人しかクリアできていない。
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