デカマスター!!!
ドギー・クルーガーとは、『特捜戦隊デカレンジャー』に登場するボスである。
概要
犬のような姿をしたアヌビス星出身のエイリアンで、宇宙警察地球署の署長を務める。
現役時代は「地獄の番犬」という異名を持ち、エリートである特キョウからも一目置かれる存在であり、同時に多くの悪党からは相当恨まれていると思われる。
厳格で冷静沈着だが懐が深く、同時にノリのいい性格をしている。また時おり頭を悩ませている時などに犬が唸っているような声を発することもある。捜査などにおいては、自分の勘で決定を下すこともあるが、これは長年の刑事としての経験に裏打ちされたものである。
部下であるデカレンジャーのメンバーからは“ボス”と呼ばれ信頼されていると同時に父親のように慕われているが、昔からの同僚で地球署のメカニックを勤めるチーニョ星人白鳥スワンからは“ドゥギー”と呼ばれている。
そのスワンとは、お前らもう結婚しろよと言いたくなるほどの仲睦まじさだが、どうやら性別をこえた友情で結ばれているらしい。
逆に、旧友のトート星人ブンター(ゴリラ)とは今では犬猿の仲となってしまっている(ただし、口で言うほど険悪というわけでもない)。
なお、“恐竜や”という店の常連客だったり、知人に小津深雪という女性がいたりする。
しかも、あの宇宙刑事ギャバンとは親友という設定まで存在しているらしい。
(あるヒーローショーでの設定。更に、ギャバンは宇宙警視総監になっていたりする)
最近では、『海賊戦隊ゴーカイジャー』にも登場。
レジェンド大戦により変身能力を失ってしまっているものの、宇宙警察としての活動は続けている。
テレビ本編では、宇宙海賊であるキャプテン・マーベラスを捕らえるべく出動。
しかしその途中で、地球破壊工作を遂行している宇宙帝国ザンギャックの行動隊長にしてアリエナイザーのブラムドを発見。それを阻止すべく動く。
当初は海賊であるマーベラスを信用していなかったが、行動を共にしているうちに彼らゴーカイジャーの持つ誇りを認めるようにり、彼らにデカレンジャーの大いなる力を託した。
そしてゴーカイピンクことアイム・ド・ファミーユを愛でる紳士となった。
ウメコ(菊地美香)が声優となったのも、だいたいボスのおかげ。
ありがとうございます。
なお、特撮作品においては悪役を演じることの多い稲田氏だが、このドギー・クルーガーは数少ない味方キャラということもあってか、稲田氏にとってかなり思い入れの強いキャラである。その思い入れの強さは東映スタッフに「近づくと火傷するほど熱い」と言われてしまうほどであり、口から血を吐いた、声を当てる前日はウキウキで一睡もできなかった、枯れた声を再現するため大声で歌を歌いまくって喉を枯らした、特注で帽子を作らせた、Twitterのアカウント名にBossの文字を入れたなどの逸話がある。
当初の設定では、“故郷の惑星がエージェント・アブレラ率いる軍団に滅ぼされた”というものがあったが、これは『パワーレンジャー S.P.D.』にて活かされている模様。
ただし向こうのボスは、見た目が怖いと専らの評判。まあ個人的な意見だが、アメリカンテイストならあんなもんだ。
デカマスター
ボスがマスターライセンスを用いて変身した姿。
シンボルマークは100。変身コードは「エマージェンシー!デカマスター!!!」
銀河一刀流と呼ばれる剣術の達人である彼は、専用武器のディーソードベガを用いて戦う。初登場時のドロイド100人斬りは誰もが度肝を抜かされたはず。
かなりの実力者であり、例外(作中でも一、二を争う強敵ヘルズ三兄弟のブリッツ戦、人質を取られるなど)を除けば、これといって苦戦した場面がほとんど見受けられない。
ただ、デカレンジャーのメンバーが自分に依存してしまうのをよしとせず、彼らがピンチに陥った時以外はあまり前線に出て戦うことはしない。
なお、ディーソードベガはライフルとしても使用可能。
劇場版では、ヘリからこれで狙撃を行った。
それって、どこの西部警察?
変身すると犬の形をしているはずの頭部が、普通の人型となる。
しかし、そこはお察し下さい。
以下は使用必殺技。
- ベガスラッシュ
銀河一刀流奥義。
月のようにディーソードベガで円を描き、そこから炎を纏って擦れ違い様に敵を横一文字に斬る。
また、変則技にベガトルネードスラッシュというものがある。 - ベガインパルス
銀河一刀流秘奥義。
ディーソードベガに宿るエネルギーを刃にして振り下ろし、敵を一刀両断する。
デカベースクローラー/デカベースロボ
デカレンジャー(というか地球署)の拠点であるデカベースが変形した移動要塞形態で、ボスが指揮権限を持つ。
この状態からでもデカマシンを発進させることが可能であり、また宇宙への航行も可能である。
主要武装はクローラービーム。
そこからさらに変形すると、超巨大ロボであるデカベースロボへと変形する、いわゆる基地ロボ。
この大きさは、デカレンジャーロボでさえも小さく見えるほど。
それにもかかわらず歩行もでき、格闘戦も得意としているが、素早い敵に対しては小回りが利かず相性が悪い。
最終回付近、宇宙警察壊滅を目論むアブレラたちによってデカベースが乗っ取られ、様々な街を破壊してしまうこととなり、皮肉にもデカレンジャーたちがこのデカベースロボに苦しめられるという事態になった。
それでも彼らの活躍によっデカベースを取り戻すことができた。
ちなみにデカベースには、多数の地球署の職員が勤めており、デカベースロボ変形の際はアナウンスに従って避難する。
このため、いきなり変形してしまうと大変なパニックになってしまう。
武装は、両手の指から多数のミサイルを発射するフィンガーミサイルに、膝に備わったクローラービームからビームを発射するニープレスビーム。
必殺技は、惑星破壊ミサイルを地球上から宇宙で破壊できるほどの威力を誇るヴォルカニック・バスター。
こうして見ればかなり恐ろしいロボだな、デカベースロボ・・・・・・ラスボスにもなるし・・・・・・
関連動画
関連項目
出演作
関連作
特捜戦隊デカレンジャー
- 載寧龍二:デカレッド/赤座伴番
- 林剛史:デカブルー/戸増宝児
- 伊藤陽佑:デカグリーン/江成仙一
- 木下あゆ美:デカイエロー/礼紋茉莉花
- 菊地美香:デカピンク/胡堂小梅
- 吉田友一:デカブレイク/姶良鉄幹
- 稲田徹:デカマスター/ドギー・クルーガー
- 石野真子:デカスワン/白鳥スワン
その他
- ボス
- 西部警察
- わんわんお
- 小池唯(ボスのお気に入りである、中の人のツイッターにも「大いなる力なんて、どーでもいいや」とつぶやくくらいであった)
- 池田純矢(怒り心頭レッドゾーンらしい)
- 細貝圭(デリート許可申請中)
- シグナルマン(同僚?)
- 阿良々木火憐(ボスの大ファン。アニメ本編にて決めポーズをまねした。)
これにて一件コンプリート!
悪がいるから・・・・
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