スリの銀次とは桃太郎伝説シリーズ、および桃太郎電鉄シリーズの登場人物である。
モデルは明治時代に実在した日本一のスリ一味の大親分として恐れられた仕立屋銀次。
まんが日本昔ばなしで銀次という名の盗人が登場したらしいが関係は不明。
概要
「桃太郎伝説」にて初登場。希望の都にある名料亭の息子であったがやさぐれてしまい、桃太郎からスリを行ったイベントが電鉄でも反映された。
「新桃太郎伝説」に至っては、OPで倒れて寝込んでいる桃太郎の元にその俊足でいち早く駆けつけ、冒険をともにする最初の頼もしい仲間なのだが・・・
桃鉄シリーズでのあまりの暴れっぷりに記憶の彼方にすっ飛んだプレイヤーもいるかと思われる。
「桃太郎電鉄」では日本地図(ハワイなど海外も一部登場する。作品によってはアメリカや世界地図)をボードにして遊ぶ双六であるが、マスに止まった時にイベントが発生することがある。そのイベントで発生するイベントのうちの一つがスリの銀次による所持金減額イベントである。
スリの銀次は社長(プレイヤー)の所持金の1/4、半額、全額のいずれかを盗んでいく。必ず割合で盗んでいくため、社長の所持金によっては億や兆単位の金を平然とスっていく。
途中の作品からは登場時の曲がスリの銀次専用曲である『シルバーダンディ』になったため、この曲が聞こえた瞬間にリセットボタンに手を伸ばす社長が続出した。
もっとも4月に全額スリ等でトップの資金の壁が消えたりするため下位プレイヤーには逆転のチャンスともなる。
…と、これだけを見るとただのトラウマイベントであるが、スリの銀次は登場するときにほぼ必ず変装をしている。この変装の種類が豊富で、中には体格的にまず不可能なものや数人に分身するもの、そもそも生物ですらないものなどもある。どういう変装なのか確認してからリセットした社長も多いのではないだろうか。
なお、銀次が盗みを働かずむしろ社長の助けになる行動をすることもある。
一つは「スリの銀次カード」で所持金が0やマイナスの社長の元に現れる場合(通常はある程度所持金がないと出現しない)。この場合大金を恵んでくれたり、借金の半分を肩代わりしてくれる。
もう一つは「桃太郎電鉄20周年」。このゲームでは1989年から2008年までの各年の出来事にちなんだ変装を行うのだが、社会情勢の暗かった1995年のものでは変装・盗みを行わず、良いカードをくれる。
「桃鉄ワールド」でも登場。最新作では所持金を盗み、絶滅危惧種の動物保護を目的とする団体へ勝手に寄付してしまう。近年の銀次は義賊的な行動傾向があるようだ。
スリの銀次当たり年
桃鉄11からは4月に「スリの銀次当たり年」という1年間スリの銀次の出現確率が異常に高くなるイベントが発生することがある。この年は物件めぐりをする社長が多いのではないだろうか。
この当たり年に限り普段出現しない青マスやカード売り場も出現するようになる。
当たり年でも確実に出現しないマスは物件駅と港、空港、ケープカナベラル等の乗り換え駅ぐらい。
ちなみに4月に発生するイベントなので、リセットすることで出現させたりさせなかったりすることができる。(これ以外のイベントも同様である)
回避方法
作品によってはスリの銀次が出ても被害にあわずに済む「パトカード」があったり、「ブロックカード」でブロックできたりする。そもそもスリの銀次はどのマスにも出てくるわけではなく、マイナス駅やカード駅(Nカード駅、Sカード駅含む)に登場するため(作品により青マスやカード売場駅でも登場する)それらのマスを避ければ盗まれることは基本的にない。
またへっちゃらカードを使った上での赤マスも登場しない。
1番手っ取り早いのは物件駅のみ止まることである。
ただし、スリの銀次を召喚させる「スリの銀次カード」はマスと無関係である。
関連動画
スリの銀次の変装の数々
スリの銀次当たり年
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関連項目
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